現代音楽とは何か? 1 藤宮蒼一 2024年1月4日 17:09 新年明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。元旦からいきなり大地震があったので大きな声で「おめでとうございます」と言えない感じではありますが。観覧数もフォロワーも全く増えない自分のnoteですが(笑)今年も自己満足的にやっていきますのでよろしくお願いします。2023年にチバユウスケさんが亡くなって、ミッシェルガンエレファントのアルバムを聴きなおしていたらめちゃくちゃかっこよかったのでアルバムのレビューを書こうかと迷いましたが…全く違うジャンルを。タワーレコード等でクラシックのコーナーに行くと「現代音楽」というジャンルを目にするが「現代音楽」とはなんだろう?「現代」というと例えば2000年〜ぐらいの(というか最近の)クラシック音楽?とか自分は勝手に思っていたが、全く意味が違っていた。「現代音楽」とは第二次世界大戦から数十年の間に既存のクラシックのアンチとして生まれたジャンルでメロディやリズムやハーモニーを無視した前衛的な音楽らしい。フランスのメシアン、ドイツのシュトックハウゼン、イタリアのベリオ、ギリシャのクセナキス、という人達が作っていた音楽みたいだ。この中で自分が知っていたのは(名前だけだが)シュトックハウゼンという人だった。シュトックハウゼンという名前は(まただが)マイルスデイヴィスについて書かれた本を読むとしばしば出てくる名前だったからだ。シュトックハウゼンという人のアルバムを1枚買って聴いてみたのだが…自分が買ったのは二枚組のアルバムで一枚はピアノ曲だったが。もう一枚に入っていたのは「曲」というか「効果音」のような感じだった。勝手にイメージすると誰もいない真っ暗闇の中で人が呻いたり、金属やコンクリートをハンマーで叩いたりているような感じだった。これを「音楽」といえるかは自分には分からないが、実はこれと似たジャンルを聴いたことがあることを思い出した。かなり昔に聴いた灰野健二の「不失者」やブラックメタルバンドのsun))oの「black one」というアルバムだ。この二枚のアルバムも誰もいない真っ暗闇の中で人が呻いたり「何か音を出したり」しているような感じだった、違いは歪んだギターが入ってくることだが。とはいえシュトックハウゼンという人は正当な音楽的教育を受けているし、クラシックも演奏できるのだから彼らとは全く違うコンセプトでこういった音楽を作ろうとしたのだと思うが…後思ったのはエレキ化したマイルスデイヴィスの作品にシュトックハウゼンの影響があるらしいが自分が勝手に思ったのは「get up with it」や「agalta/pangea」辺だと思う似たような効果音を出していたような気がする、「on the corner」もだろうか(予想ですが)それにしても「こういったジャンルを誰が聴くのか」と言えるぐらいアンダーグラウンドな匂いがする、大人と子供が「オペラっぽい曲」を歌うのだが、これがまた「奇妙」というかホラー映画で使われるような怖い感じだ。もう一枚はピアノ曲ではあるが、音符があっちにいったりこっちにいったり支点が定まらない感じで、鍵盤を弱いと思ったらいきなり強くブッ叩いたりでこれも「奇妙で奇天烈」な感じを受けた。シュトックハウゼンという人の評判は「神秘主義に溺れた誇大妄想狂」だとか「信仰宗教の教祖」などと殆ど狂人扱いだったらしい。確かにその名に恥じない「ヤバい」作品であった(笑)この人は天才なのだろう、自分のような凡人には理解できない音楽である。いずれ彼の音楽を理解できる日がくるだろうか…しかし反面、面白い音楽だとも思ったりした。動画は電子音楽ですが、自分の聴いた作品にはなかったです、動画の電子音楽を聴くとレディオヘッドの一連の作品を思い出した、メンバーは確実に彼の影響を受けたと思う。 #note #クラシック #アルバムレビュー #現代音楽 #私的音楽レビュー #前衛音楽 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート