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未来の自分を決める!〜音楽で成功するためのシンプルな考え方〜

音楽家として成功する人は、共通の考え方や成功法則があるのではないかと感じ、恩師や先輩方に話を聞いてみたことがあります。
そこでわかったのは、結果を出している人たちは、みな将来の自分像を明確に“決めている”ということ。
彼らはただ夢を見るだけではなく、「こうなる」と決め、それに向かって具体的に行動を続けています。
この考え方は、音楽を始めたばかりの人にも実践できるシンプルな成功法則です。

私は、大学時代非常に恵まれた環境で音楽の勉強をすることができたのですが、やはり学内オーディションもありますし実技試験では常に順番がつきますのでシビアな世界でした。

そんな中、1年・2年時にはそこまで上位なくても卒業時にはしっかりと結果を出し、今もなお大活躍されている方がいます。
私はそういう方含め、結果を出す人には共通する考え方と成功法則があるのではないかと考え始め、恩師含め何人かの方にルーツを聞いたことがあります。

そこでわかったのは、彼らは自分の将来を夢見ているのではなく、大きな目標を掲げているわけでもなく、ただ“決めている”のです。
私の恩師は日本を代表するクラシック歌手の1人でしたが、高校時代に音楽の先生に「私は国立音楽大学に行きますから、そのための指導をしていただけますか?」と直談判しに行ったそうです。
そこから音大受験の手解きを受け、その後さらに高度な技術を教授してくださる先生を紹介され、見たことも会ったこともないその先生に遠路はるばるバスの乗って会いに行ったのだそうです。

この話を始めて聞いた時、私は“決めてた”ということに衝撃を受けました。
「国立音楽大学に“行きたい”ので」ではなく、「国立音楽大学に“行く”ので」なのです。
この違いは非常に大きいと思います。

これは、ちょっとした音楽の練習にも使うことができます。
例えば、「このフレーズをこういう音色で演奏する」と決めてしまえば、「どうすればそれができるか」と思考を巡らすはずです。
そこで思考を整理して行動に移していけば少しずつ自分が決めた音色の演奏になっていきます。
大前提として、“自分が出したい音色”を明確するために、音源を聴いたり、レッスンに行って先生の演奏を聴く必要はあります。

またこの方法は、レッスンを行う講師が生徒さんの“なりたい自分”へ近づけるサポートをする上でも有効です。
生徒さんの“なりたい自分”を一緒に深堀りして、生徒さんに“決めて”もらうといいですね。

具体的な行動を起こす時には、まずは自分が思うところをやってみるのがお勧めです。
私は、録音をして練習しますが、「ここをこうしたらイメージに近くなるかな」と仮定してやってみては修正を繰り返しています。
ここでのポイントは、最終的なイメージを持ち続けること、です。
そこを山の頂点として、1号目、2合目、3号目…と登っていきます。

なりたい自分”になるためには、自分の未来を「決める」ということが第一歩です。
決めたことは自分だけが知っていればいいので、「できなかったら…」「できないかも…」なんてことは考えなくても大丈夫!
ぜひ一度、自分の未来を先に決めてみてください♪


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