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別世界の響き!〜サックスアンサンブルの魅力と歌手との異次元な違い〜

先日、サックスアンサンブルのコンサートに行ってきました。
想像以上に豊かな音色と心に響くハーモニーに、思わず「サックスってこんなに魅力的だったのか!」と驚かされました。
そして、もう一つ改めて感じたのは、サックス奏者たちと歌手では、まるで「集まる人種」が違うということ。
楽器によって、こんなにもタイプの違う人たちが集まるんだと驚かされ、まるで別の世界に足を踏み入れたような感覚になりました。

先日、2/27に一緒にコンサートを行う塩塚さんが出演されるライブに行ってきました。
塩塚さんは、初めてサックスの音色を聴いた時に私が“音目惚れ”した奏者なので今回もとても楽しみにしていました。
また、サックス8本のアンサンブルも初めて聴きますし、“saxaccord”という人気のサックスグループがどんな演奏をするのかも興味がありました。

結論、塩塚さんプロデュースのプログラムはクラシックだけでなくゲーム音楽やロックを織り込んだワイルドなライブでした。(笑)

サックスは歌の音域に似ているとよく言われますが、温かく深みのある音は人の歌う声とたしかに似ていると感じました。
特にソプラノサックスは、私と音域が似ているせいもあり高音の作り方ピアニッシモの使い方など表現しようとしていることが非常に似ていました。

また、歌は“鼻腔に声を通す”ということを意識するのですが、サックス奏者も“鼻の辺り”が1つポイントなのでは?と演奏している姿を見て感じました。
(あくまで個人の感想です)

演奏も興味深かったのですが、もう1つ感じたのが、

歌い手とは人種が違う!


ということ。
私の周りにはなぜかサックス奏者が多く、個々で見るとあまり感じなかったのですが、サックス奏者が集まり、またサックスのコンサートにいらっしゃるお客様の層も歌とはまるで違います。

ひとことで言うと、“体育会系”(笑)
ガタイがいい方が非常に多い気がしました。(笑)
歌い手も体が楽器なので鍛えている方も多いですが、サックスとは使う筋肉が違うのかもしれません。

そして、何よりも発想が異次元(笑)
歌い手も自由な発想で自分を主張するのが得意な人が多いのですが、サックス奏者は別次元の発想で自由な表現をしているように感じました(笑)

一緒に行った作曲家の方は、

『サックスは運指にないものも吹くし(確立されていない音も出すことができる)、サックス奏者は、未知の音を開拓して発展させる人達なのではないか』

と話していました。
(あくまで個人の感想です)

運指にないものを吹くいうのは、教本などにこの『この音はこの指でこの場所を押さえる』と記載されていない音を出すことができる、ということです。
まだまだ未解明の音があるんでしょうね。(笑)

自分が体験したことがないことを体験する、というのはとても貴重な時間です。
私自身、この時間がとても好きです。
ぜひあなたも新しい体験をしてみてください♪

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