きよ

社会人2年目。気象会社勤め。 自分の過去の思いや、日常のふとした考えを綴りながら、ほん…

きよ

社会人2年目。気象会社勤め。 自分の過去の思いや、日常のふとした考えを綴りながら、ほんとにやりたいことを探しています。

最近の記事

精度No.1の天気予報を作る!①

社会人1年目の昨年、社内研修でAI・深層学習について学んだ。ここでの学びを活かして、何かAIを自作したいと考えた挙句、勤めている気象会社の天気予報よりも精度の良い天気予報AIを自作しようと本気で試みたお話。 とはいえ、天気予報の精度が生命線の気象会社に、個人で真正面から対抗しても勝ち目がない。ということで作戦は、予報する地点を1地点に絞った天気予報で勝負するということ。 一般の天気予報は、現在の天気に対して、時間が経つとどのように変化するのかを物理法則に従って予測するもの

    • 最強の保育園時代

      「何で空は青いの?」と疑問に思ったことはあるだろうか。保育園児のときに母に聞いた(私は覚えていないが母曰く)。確かにそれはおかしな話だ。保育園で絵を書くとき、青い空と黄色の太陽を書いていた。昼間は太陽に照らされて明るいということを知ったとたんに、やはりおかしなことに気づいた。空は太陽に照らされるのに、太陽と色がまったく違うではないか。なんで青なんだ。 このことは物理的にかなり興味深く、奥深い。私にとって母は何でも知ってるスーパーマンだったが、スーパーマンの守備範囲を超える疑

      • 気象予報士は通訳士とクレーム対応

        本屋に行く目的は人それぞれだ。私はサッカーや車の最新情報をインプットするために、時間の隙間に本屋による。そして、本屋を出る前に科学コーナーにより、本の背表紙たちを眺める。どんなに小さい本屋でも科学コーナーには必ずと言っていいほど天気の本が置かれている。一般人向けの天気の本は、表紙がだいたい青空色。そんな青空に疑問を抱いたことがすべての始まりである(かなりおおげさ)。 私は気象予報士であり気象会社に勤めている。今回は気象予報士の仕事の実態を紹介する。おそらく一般人からした気象

      精度No.1の天気予報を作る!①