2020/07/24

起きた。今朝もレトルトカレータワーを一つ崩した。定番の中辛で、昔から気に入っているものをいただいた。例によって移動日であったので、自室を掃除した。進めていた本棚の整理は区切りがついた。一方で、Zガンダムの組み立ては、全く進んでいない。やはりエゥーゴへの道は一日にしてならずである(もう数ヶ月経っているが……)

実家の最寄り駅からまず特急停車駅に移動し、そこで途中下車して本屋さんに行った。買ったのは漢検2級の問題集である。何か文章をよく書けるようになりたいと思ったときに、もちろん「書くことそのもの」の経験が最も大切だと思うのものの、こういう滋養強壮に相当する部分も1〜2%は影響があると思い、前日のうちに考えて購入した。

漢検2級の学習範囲は「すべての常用漢字(2136字)」である。物を書こうと思って、常用漢字の練習をする人間は(フグだが)珍しいと考える。それでいい。レアリティが自分の強みになるし、同時におそらくこれは面倒であまり誰もやりたがらない方法である。呆れるほどの手間に耐えられるのは、これも僕の特異性の1つである。

他に、類語の使い分けに関する本も(これは無計画に)買った。Webの類語辞典は第二稿から候補稿への磨き上げの過程で頻繁に引く。Webの類語辞典では、多くの候補語が現れるものの、その差まで説明してくれるわけではない。多くの候補から所以があってこれを選ぶのだという確信があれば、これもまた文章をより意図通りに伝える効果を生むと期待できる。「語感を磨こう」 そう、森博嗣氏もいずれかの著作で言っていた。

特急に乗って、終点で降り、今日は既に本屋さんに寄ったから真っ直ぐ帰るだけだと思ったのにもかかわらず、文房具屋に吸い込まれてしまった。不覚である。ノック式の万年筆で気になるものがあったので、お店の方に頼んで在庫を確認していただいた。自分のほしかったものは「白の極細(EF)」だったのだが、お店の在庫には「白の細字(F)」と「黒の極細(EF)」しかないと説明を受けた。

このとき「白の極細(EF)」があれば取り寄せてでもほしいことを伝えようとして「白の極細(EF)はありますか?」と聞こうとしたのだが、店の在庫にはないと説明を受けたのだからこの質問の仕方ではおかしいと思い「白の極細(EF)は世の中に存在しますか?」と聞いてしまった。メーカーに問い合わせてみますと、お店の方がお答えくださったので、確かに意図は通じたのだが、もっとよい言い方があったのではと、帰りの地下鉄でずっと考え込んでしまった。

その後、フグハウスに辿り着き、風呂を浴びて、箸でポテトチップスを食べ、万年筆のインクを補充した。伏魔殿の押入れをいよいよ片付けようと、少し開いて10%ほど整理をしたものの、毒気に当てられて、そのまま一眠りしてしまう。起きてTwitterを開き、留守中に届いていた励ましのメッセージの、お返事を書いていた。

進むしかない。既に、僕は決めてしまったのだ。

(2020/07/25 へ続く)



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