2020/05/03

起きた。携帯固定食を食べた。デフノートにはなるべく固有名詞を書かないというルールがあり、したがって何を食べたかの名前を挙げることはできないのだが(国営放送か?)黄色くて味が5種類くらいあるあれである。近所のドラッグストアで10箱1000円で売っていた。ところで『デフノート』は、固有名詞ではないのだろうか? 厳密に考えるといくらでもボロが出るので、この件については深入りしない。

昨日の移動とゼミがしんどかったのか、今朝は多く寝ていた。ひとまず10時に起きた(10時半まではギリギリおはようと言っていい時間だと、最近定義した)のだけど、そのあと二度寝し、その後、断続的に起きて本読んで寝てみたいなことを夕方まで繰り返していた。

こういう問題提起をしてみた。自分でも考えてみたけど、まず、吐血し続けるのは目に見えて健康に悪そうだから、やめられるならやめたほうがいいだろう。ただ、10年以上続けていて、吐血しているのが自然な自分になってしまったので、もう止血後(ポスト・ストップ・ブリーディング)の自分というものを想像できない。20世紀からタバコを吸っている人たちがたびたび止めたいと言いつつ禁煙できないのも、そうしたアイデンティティに関わる問題があるのかも知れない。

何かをやめたいときには、よく似た効果を持つ別のものと取り替えるというテクニックがある。タバコならそれが、電子タバコになるのか、ニコチンガムになるのか、ソフトキャンディーになるのだろうか。どのくらい代わりが務まるか、取り替えたことで得たもの失ったもののバランスを考えて妥当な点を見つけるのが良いだろう。私もときどき吐血の代わりにトマトケチャップを吐いていることがあり、見事に周囲の目を欺けている。稀にバジルソールを吐くこともあるが、このときはバレる。

フグハウス住人に、デフノートみてますよと言われて、脂汗を流した。もっとも常に口から血を流し続けている私にとっては、健康上なんの支障もない。日記が、完全な妄想による記憶の改竄再構築ではないことを担保するためにも、適度に現実と交差している状態が望ましいだろう。夕食にはナスみたいなやつと謎の草を食べた。

「手記」の方はぜったい見られたくない。手記はかれこれ10年続けている。セミB5サイズの5mm罫ノートに20冊ほど続いている。いいことが続いているのはいいことだ。デフノートも続いている。最近3週間仮説』というものがある。初めて聞いた方も多いのではないかと思うのだが、僕が考えたので初耳で当然です。最近3週間でやったことがその人の全てである。大胆な主張なので、いろいろ粗があるのは承知している。(例えば、3週間以前に亡くなった方の業績は既に無なのか?)

各人が自分に当てはめる分には、勇気づけ(encourage)る仮説になるのではと僕は考える。例えば何かを3週間続けることができたら、今は完全にそれと言っていいのではないか、最近3週間、禁煙に成功したら、ひとまず完全に非喫煙者と自分を認めていいのではということだ。3週間、数学を学び続けたら数学者であるし、3週間プログラミングしたらプログラマだ。逆に3週間サボったら、いまはもうそれではない。と戒めるのにも使える。とはいえ、また3週間づづけたら元に戻れるルールなのだから、過剰に悲観することもない。

周りがそれを認めてくれるかは別にして、自分としてそう思ってもいい基準として提案している。僕も、何かが3週間続いたらノンアルコールビールと少し高いおつまみでちょっとしたお祝いをしている。

- 英単語 1000単語
- タケバキの写経 2ページ
- ヒザ曲げ立位体前屈 1分

そうそう、何をやめようか考えたのだけど、ひとまず夜更しをやめてみようと思ったので、今日はデフノートを早めに投稿した。早ければ22時前、遅くとも0時前に寝ることを3週間続けてみたい。「たまには22時より前に寝る日をつくると人生が豊かになる」そういう趣旨のことをヘルマン・ヘッセもいっていた。

(2020/05/04 へ続く)

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