2022/01/12

今朝はバタートーストに目玉焼きが載ったもの。この食べ物の名前は分からない。英単語アプリを1000単語やってから出社した。吹雪いており、ずっと寒かった。何しろ役職は経理なので、ずっと屋内にいるのだが、時折、事務所の中でもあまり暖かくない部位に訪れる必要があり、体温と体力を削られる。

その寒い一角であるところの事務所の小倉庫に使っていないディスプレイが冬眠している。パッケージに「simply stunning」と書いてあって、同僚に、これは日本語で何というのかと問われた。ので「ガチでスゴい」くらいの意味だから真面目に取り合うことはない、と答えた。

「15時、電池切れ」と手記に書いた。15時25分頃には、書き損じたポストイットをむしゃむしゃ食べていた。僕は限界を迎えていた。「snow 3840x1920」で検索して出てきた風景写真に、フィルターを何重か施すと、夜の砂漠のようになった。それをデスクトップの背景に設定した。それはまったく自分が背負う景色に相応しいという感じがした。

その後『データベースで業務用アプリを自作しよう!』 みたいなタイトルの本の最初の30ページを読んで、手記に要約を書いた。買ったまま何ヶ月も事務所のデスクに立てたままにしておいたのだが、今日は開いてもいいと思った。表計算ソフトに対するデータベースの優位点とか、本当に概要だけ読んで終わった。「一営業日あたり30ページ以上読み進めてはいけない」というルールを自分に課したら、かえって毎営業日に読む気になるのではないだろうか。もう1冊『グループウェアで社内コミュニケーションを盛り上げよう!』みたいなタイトルの本があったので、目次だけ縮小コピーをとってハサミで長方形に切ったものを、クリップでまとめてデスクの引き出しに入れておいた。何に使うかはわからない。だが、次の営業日の自分は、これを何かに使うだろう。僕は託したのだ。

17時になったので家に帰った。家についてまず、風呂にお湯をわかした。そういえば最近、家に帰ってからお湯を張った記憶がない。なぜだろう。ずっと妻に任せていたのだろうか。現実の殻に、わずかな亀裂が入りつつあり、世界が変革の時を迎えようとしているのか。

自室に戻ってカバンを開けると、数学の本が2冊こぼれ落ちた。そういえば休憩中にこれを読んでいたかもしれない。誰が? 一体、何のために?

(2022/01/13 へ続く)

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