2020/08/29

起きた。今朝はゴーヤチャンプル弁当。フグハウスのホームメイドさんのまかないだ。おいしかった。写真を撮っておきたかったのだが忘れていた。別の住人氏が撮ってあるのではないかと思って聞いてみたら、やはり忘れていたようだ。まず、食べ物を前にすれば、写真より先にひと口となるのも納得のいくこと、花より団子である。

自主ゼミおわた。二つの一見かけ離れた数学的概念が実質同じものであることを言うために、両者が圏同値であることを示す様子を見物した。伊達みきおがこってりした食べ物をことごとく実質ゼロカロリーと言っているのも、十分に抽象化されたところで何らかの圏同値を見出している可能性がある。

— 藤井 愁霜 (でふ) (@defplus) August 29, 2020

自主ゼミを行った。先週、自分の都合で、お休みにしていただいたのだが、今回も、なんだかんだ集まり、人も増えた。発表している方のやる気が高い、というのも大きい。数学基礎論に近い人たちの会なので、僕はほぼ聞く専門だ。紹介してくれた概念・定理に得心が行くのにもタイムラグがある。それでもモチベーションというのは伝播する。

秋学期のTAの準備をしていた。単因子論のあたりを読んでいた。ちょうど自分が学部で勉強した教科書である『線形代数入門(著:斎藤正彦)』の後半に、単因子論が載っていたのでよかった。斎藤正彦氏は、近年にもう一度線形代数の入門書を書いているのだが、そちらではジョルダン標準形の理論を行うのに、単因子論を回避する方法を採用している。

自分の場合は、ある代数体の整数環の構造を決定するのに、あらためて単因子論が必要になり復習した覚えがある。「後で動機が分かりがちな概念を、先に座学で学んでおくべきか？」は、なかなか難しい。教える方はためになると思って教えたいのだが、教えられる方は五里霧中であり、話の根幹と枝葉はほとんど見分けられないことを覚悟したほうがいい。

指導教員氏が、ある堅牢なことで著名な代数的整数論の教科書を指して「書かない勇気も必要だね」と言っていた(もちろん、労作であることは認めた上で)。たびたび思い出す話だ。自分が教科書を書くなら、初めて学んだときの自分の苦しみを想像しながら、相手のために書けるだろうか？

今週は前半がキツく、ようやく後半に余裕が出てきたが、また余裕を吸い取られつつある。ただ、それでもやっていくかな、という感じである。

- 睡眠時間 4-12 (10h)
- 筋トレ：下半身コース

おおむね調子はよい。

（2020/08/30 へ続く）