セカンドレイヤーとサイドチェーンは何が違う?
サイドチェーンとセカンドレイヤー、それぞれ暗号資産関連の記事でよく見かけるキーワードかと思われます。しかし、それらの違いはしっかり理解されていますでしょうか?
今回の記事では、web3初心者がつまづきやすい、チェーンについてのお話をします。ぜひ最後までご覧ください!
まずはサイドチェーンについて
サイドチェーン(Sidechain)は、ブロックチェーン技術において、メインチェーン(Mainchain)とは独立して存在する追加のブロックチェーンを指します。
サイドチェーンは、メインチェーンと連携しながら、拡張性や機能性の向上、プライバシーの強化、処理速度の向上などの利点を提供することが主な目的です。
サイドチェーンの特徴
それでは、サイドチェーンの特徴と利点をいくつか説明します。
サイドチェーンは、メインチェーンとの間でアセットの移動や相互運用性を実現するための特殊なブリッジやポートも使用されることがあります。
このように、サイドチェーンはブロックチェーンのエコシステムの拡張性と柔軟性を高める手段として、さまざまなプロジェクトやアプリケーションで活用されています。
サイドチェーンとLayer2の違い
一方、Layer2(レイヤー2)は、ブロックチェーンの第2層(レイヤー)におけるスケーラビリティソリューションを指します。これは、ブロックチェーン上でオフチェーンでのトランザクション処理やデータストレージを行い、結果をメインチェーンに集約することで処理能力を向上させる手法です。
Layer2の一般的なアプローチには、ステートチャネル(State Channels)、プラズマチェーン(Plasma Chains)、ロールアップ(Rollups)などがあります。これらの手法は、オフチェーンで高速なトランザクションを実現し、メインチェーンにはトランザクションの集計結果や最終的なステータスのみを記録することで、メインチェーンの負荷を軽減します。
Rollupについては、下の記事でも解説しているので是非あわせてご覧ください!
サイドチェーンとLayer2の違いは、主に以下の点にあります。
これらのアプローチは、ブロックチェーン技術のスケーラビリティ問題に対処するためのさまざまな方法の一部であり、それぞれ異なる利点と制約があります。具体的な使用場面や要件に応じて、サイドチェーンやLayer2のどちらを選択するかを検討する必要があります。
ブロックチェーンを理解して、活用・投資しよう
セカンドレイヤーとサイドチェーンに関する整理はできましたでしょうか?ブロックチェーンを導入する際や、暗号資産に投資を検討する際には適切にその特性を理解することが大切です。
本記事では混同しやすいLayer2とサイドチェーンについて解説しました。まとめると、両者の主な違いは「データの処理方法」と「スケーラビリティの方法」です。それぞれの特徴とプロダクトの特性を検証して、適切に2つの技術を活用していきましょう。
web3に関連するお悩みや、ブロックチェーンの導入を検討されている事業者様は、ぜひ下のサイトからDeFimansへとご相談下さい!今回もありがとうございました。
(勉強会:北野、文:いくら)
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