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老後資金準備はNISAを活用しよう

 老後資金に不安を抱えている人は多いでしょう。「2,000万円が必要なんでしょ?」
 私は、ファイナンシャルプランナーとして『収入以内で生活する』『収入に合わせて生活を変える』を提唱しています。これができれば、老後資金に2,000万円も用意する必要はないと考えています。
 それでも、老後資金を準備したいという方には、2024年から非課税枠が拡大したNISAをオススメします。

NISAを始める前に

 NISAを始める前に確認したいことがあります。
 今、借金はないですか?
 車のローンは?
 クレジットカードのリボ払いは?
 住宅ローンは?
 借金がある人は、まず借金返済を優先してください。NISAはそれからでも大丈夫です。
 NISAは、貯金ではありません。投資です。
損することもあります。
 すでに借金があり、金利を支払っているのであれば、まずは、その金利を支払わなくていい生活を手に入れてください。

なぜ老後資金にNISAをオススメするのか?

 NISAは、投資信託や株式等を購入する投資です。投資は、長期・積立・分散投資が基本です。
 長期とは、10年以上です。20年、30年長ければ長いほど有利になると言われています。
 ですから、車の購入資金などの短期の積立にNISAを利用するのは向いていません。  
 そういう意味で、長期的に積立していく老後資金準備には、向いている商品です。
 低金利時代の現在、物価の上昇に対応できる商品として注目が集まっているのでしょう。
 積立とは、文字通り毎月コツコツ積立ていくと言うことです。NISA投資のコツは、毎月、コツコツです。
 分散とは、地域分散や商品分散等がある。地域分散は、全世界株や債券があります。
 簡単に言うと、『長期間積立する事で時間を分散し、全世界に投資することで地域分散し、株式や債券のバランスをとりましょう。』ってことです。

老後資金準備にハイリスク商品は必要ない

 老後資金をNISAで準備する時、株やハイリスクの投資信託は必要ないと考えています。投資は、ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンが基本です。大きく儲かる可能性のある商品は、大きく損する可能性がある。
 小さく儲かる可能性がある商品は、損する時も小さくなる可能性が高い。ということです。
 老後資金として、積立ていくなら、大きく儲けることよりも、大きく損することがないことを優先すべきです。

インフレリスクに備える

 老後資金の準備にNISAをオススメするもう一つの理由は、インフレリスクに備えると言うことです。
 インフレによる物価上昇により、実質、自分の持っている貯金の価値が下がっていきます。
 投資信託はインフレに強く、インフレ時には、投資信託の価値も上がる傾向にあるからです。

銀行の金利も上がる

 インフレに投資信託が強いと言いましたが、貯金ではダメなのかと言われれば、そうとも言えません。
 インフレになれば、銀行の金利も上昇して行きます。
 すでに長期の定期預金は金利が上昇しています。
 なので、全然焦る必要はありません。
 お金がある時だけ、ボーナスの時だけNISAに
投資しようとしている人は、まずは、毎月コツコツと積立投資できる生活を手に入れてください。

 NISAで老後資金を準備する人の合言葉は、
 「無理なくコツコツ65歳まで」です。

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