見出し画像

田舎こそセレックの時代

 こんにちは。田舎歯科医のひとり言です。

 X(旧Twitter)もやってますが、noteのほうが"ひとり言"っぽくていいですね笑

 そんな感じで今回のテーマはデンツプライシロナさんからでてるセレック。1dayトリートメントを得意とするIOS、CAD/CAM、ミリングの一体型マシンのお話です。

 田舎ではセレックは大人気です。若めの先生のところはどこでもオムニカムやらプライムスキャンやらセレックがなんやかんやあります。

 ではなんでセレックがこんなに人気なんでしょうか。

①納期のはやさ

 まずはこれに尽きます。
 あ、たまーにXでウチも田舎ですとか話しかけてもらうんですけど、都会にすぐ行けるようなところは田舎ではありません。

 技工物を技工士さんがわざわざ取りに来てくれて、出来上がったら届けてくれる。そんな夢のような立地が田舎なわけないんですよね笑

 技工士さんの立ち会いなんて都市伝説でしょ…?そんな地域を田舎とさせていただきます。

 田舎の問題としましては技工士問題があります。義歯など作ってくれる技工士はありがたいことにいますが、きゃどきゃむ…?なにそれ?みたいなパソコンを触れる技工士さんは田舎にはいません。

 なので、CAD/CAM冠やインレーの納期が平気で2週間とかになります笑

 そこでセレックです。

 納期はたったの30分。金属よりも利益率の高い技工物が院内製作できてしまうのです。

 細かいルールをいうと技工士さんが作らなくてはいけなかったり、口腔内スキャンは保険では認められていなかったりするのですが、そんなの無視してくる先生は多いですよねー。(当院は模型起こしてますし院内技工士常駐)

 まぁそんな感じで納期がはやいのは人気の理由の1つです。

②使いやすさ&ユーザーの多さ

 ボタン1つである程度設計してくれるじゃないですか…。技工士さん的にはあまり良い設計ではないとかいろいろあるみたいですが、田舎には保険診療がメインの医院がほとんどですし患者さんのデンタルIQも高くない。

 セレックでコトが足りてしまうんすよ。

 さらに田舎で結構持ってる先生が多いとなれば、わからないときに歯科医師会とかで知ってる先生とかに教えてもらえばいい。

 そんなこんなでCADをやるだけならもっと安い機種はいっぱいあるのにセレックを選ぶ歯科医院が多いみたいです。

③CAD/CAMの適応範囲の拡大

 僕がセレックを購入したときは小臼歯と7番が全部あるときの6番のクラウンにしか使えず、それでも院内技工士さんいるしレジン前装冠を含めるとかなりの範囲を白くできるぞ!と思って購入しました。

 それからCAD/CAMの範囲はどんどん広くなり、単冠では全ての歯がCADで被せることができるようになりました。

 インレーだって
  ・小臼歯
  ・7番が全部ある場合の6番
だといれることができます。インレーもまもなく7番までできるようになることも予想できます。

 そんな中、セレックさえあればドクターが簡単にクラウンやインレーを作ることができるので、高い買い物ではありますが比較的楽にペイすることができるのです。

 そんなこんなでセレックは田舎で大人気です。皆さまも購入されてみてはいかがでしょうか。


 ほかにもまだまだセレック話はありますので、こちらのnoteでもどんどん書いていきますね!

 ぜひぜひ❤️やフォローよろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?