シングルポイント根充
お世話になってます。田舎歯科医のひとり言です。
本日はこちらの続きです。
ニッケルチタンファイルで、根管形成した後のの根充です。
ニッケルチタンファイルのメリットは前回治療スピードの向上と言っていましたが、根充編でもそれが発揮されていきます。
シングルポイント充填なので
①シーラー編
②メインポイント編
でやっていきたいと思います。
①シーラー編
いやほんとこんな時代が来るとは思わなかったですよね。
シングルポイント根充としてメインはこのシーラーになります。詳しいことは専門の先生にきいてもらうとして、MTA系シーラーやバイオセラミック系シーラーはシーラーにもなりアクセサリーポイントにもなるので簡単にいうと超便利。さらに生体親和性に優れているのでちょっとオーバーしても大丈夫なのでシリンジでバビュっと根管内に注入させるような使い方ができます。
バシロジックのサイトの症例をみたりすると結構オーバーしたりしてますので、あえてオーバーさせているところもあるかも。
では3つ紹介。
まずはバイオシーシーラー(ヨシダ)。
本当にそのままシーラーを注入するだけなので、手数も少なくスーパー便利。
コスト面が引っ掛かりますがこれが1番楽かもです。
次にキャナルシーラーBG(ニシカ)。
BGフィルとかいう注入器でバイオシーシーラーのように注入もできますし、従来の使い方もできます。粉と混ぜてパーフォレーションリペアもできるので、1つあればなんでもできる何でも屋です。
ペーストタイプなのでケチれるのもGOOD。
コスト的なことを考慮して僕はこれを使っていますよ。
BGフィルの廉価版が出れば全症例注入したい・・・。
最後にMTAマルチシーラー(クラーク)。
まさかのクラーク。これ売ってるメーカー。
https://www.clark.co.jp/RDN.pdf
それはいいとして、絶対粉と液で今までみたいなシーラーの感覚がいい!って人におすすめ。硬さ調節できるのはいいですよね。
硬めに練ってリペアに使うのにはやりやすかったです。経過も良好。パフォったのは先代・・・。
②メインポイント
シーラー入れたらメインポイントをズボッと刺すだけ。同じテーパーの同じ号数のメインポイントを入れるだけ。
バシロジックは.03や.05テーパーという特殊テーパーなのでないのでバシのを使うしかないです。
バシのガッタパーチャはバイオセラミックを採用しているらしいですけどコシが弱くちょっと使いにくいかも・・・。
.04や.06は種類が豊富で結構あります。
REの公式のやつもありますが、値段が高め。ISO規格のガッタパーチャ4本分の値段ですからね。細い根管までにも4本アクセサリーポイントいれますか?って話。
なら廉価版を使うしかないってところで
Ciだけでも2種類ありますよっていうところです。
Ciじゃないところも色々探してみてはいたんですが、値段が高かったり注文したけど届かなかったりだったので、逆に何か知ってる方は教えてください!
まとめ
てなところで今回はここまで。
肝心のガッタパーチャのカットはこちらの記事をご覧ください!
雑談
CAD/CAM(Ⅴ)のPEEK、全然進展がありませんね。
ヤマキンさんがだす準備をって話もあったのに音沙汰なし・・・。
noteのネタのためにもいろいろ頑張って欲しいです笑
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