見出し画像

「KING&QUEEN展 ー名画で読み解く 英国王室物語ー」展

2020年度最後の美術館へ。

上野の森美術館で開催中の
「KING&QUEEN展 ー名画で読み解く 英国王室物語ー」
を見てきました。

正直なところ、肖像画って
いまいち興味がうすい分野なのだけれど、
フランスやイタリアの肖像画は頻繁に見かけるが、
英国の肖像画を大量に見られる企画展というのは
珍しいのではないか?と思い鑑賞してきました。

展示を見て
テレビやネットがない時代には
肖像画がメディアとして
機能していたのだと知りました。

肖像画を通して
自国の民衆や他国に対して
王家の印象をコントロールしてきたというのは
とてもおもしろい!

またヨーロッパ諸国の多くの人が
共通の土台として持っている宗教上の常識を
巧みに絵の中に織り込み、
キャンバスの中に配置した色やモチーフや、
意図的に選定した宝石の種類によって
肖像画を見る人の心に対し、
価値観とメッセージを
インストールしていたことも興味深い。

写真は存在した人物の姿を
そのとおりそのままに保存するけれど、
肖像画は画家の視点で捉えた
人間性がプラスされている。

絵の中で血色のよい頬をして、
生命の光を湛えた眼差しで、
人生最良の瞬間を切り取ったような表情を
こちらに向けていたとしても、
今日見た肖像画の人物は
ほとんどがこの世にもう存在していないのだ。

その不思議。そのせつなさ。

=======

にしても、すみっコぐらしの
限定グッズかわゆ。
かわずにはいられない!




画像1

画像2

画像3

画像4


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?