アンリミ人形ネメシス解説
しかまろです。今回は珍しく真面目なデッキ解説となっています。
デッキの全体像
概要
簡単にこのデッキを説明すると、盤面形成能力と除去力が高い代わりに理不尽リーサルがない地上戦デッキです。
しかし、それだけだと劣化Afネメシスだと思われがちです。
基本的にアンリミのTier1はAfネメシスで固定されていますし、Afに特段有利がつくわけでもありません。
ただある二点において明確に優位があるためこのデッキはランクマに向いています、一つ目は不確定要素が少ないということです。
連携や破壊体数による直接召喚のおかげで手札の質による事故が相対的に少なく、多数の人形カードで序盤に引き殺されることがない。
アンリミでちゃんとカードゲームがしたいという人にオススメの理由でもあります。
二つ目はAfネメよりも幅広いメタカードを採用できることです。
Afネメはデッキの性質上Af関係もしくは低コストで数枚しかメタカードを積めません、対して人形ネメは環境に合わせて自由にメタを張れるので汎用性が高いのです。
採用カード解説
大まかに分けるとデッキの核のパワカ枠、連携を稼ぐ連携枠、デッキを回すドロソ枠、特定デッキへのメタカード枠からこのデッキは構成されていて、一部カードが一枚で複数の役割をこなしています。
パワカ枠
0コストで二枚人形を生成する盤面の鬼、ストリングマイスター
リソースから展開,横除去,フィニッシュをまでの全てを一枚でこなす、イルガンノ
0コストで山を圧縮しつつ盤面を強化する処理強要、フェイラン
突然の7/7と5/9アミュ消滅に全体消滅挙げ句の果てには0コストと異次元のパワーをもつアイシィレンドリング
フェイランは直接召喚の場合のみですが、アイシィに関しては素出しでも強いというイカれ具合なのでローテで連携ネメが流行るのも納得です、脳死で3投しましょう。
こいつらを強く使うことが勝因に直結しますので、人形をわざとすてて連携と破壊体数を稼いだりわざとイルガンノを下当たりすることもよくあります。
連携枠
イルガンノとマイスターは説明不要としてリヒト、巻き直し、ツヴァイは1マイスターから繋がる2コス即時人形生成なので3投。
減らすならオーナーですが、後述するメタカード枠の方が融通が利くので貴重な2/2/2フォロワーとして無理に減らすことはないと思います。
巻き直しとツヴァイではどちらも使えるなら巻き直しを優先します、理由はツヴァイは素出しでも連携を稼げ、列車の運転手にもなれるからです。
ドロソ枠
ドロソというかリソース枠ですね、全部3投でもまったく構いません。
ハーメルンはできることが多いので3投がオススメですが、同調,信者,アメスの三種類に関しては触って自分で調整した方が良いと思います。
同調は序盤はドロソと展開を、後半は疾走と列車の運転手をできるので取り回しが良いです。(1で打つとたまに相手がリタする)
信者は盤面を増やさずに連携を増やせること、2ドロー、そしてイルガンノのカウントを相手の盤面に依存せずに進められるのがとても偉いです。
アメスはメタカード枠でもありながらどんな相手にも1/2/2ワンドロー1/1バフとして使うチャンスがあるのが強いです、ただバニラの2/2になることもあるのが玉に瑕。(列車に守護に付与の動きが最強なので0はない)
メタカード枠
リヒトは説明を省きます。
愉悦はユリウスや攻撃不可のようなフォロワーを低コストで処理できるのが強みです。
また盤面では死ねないイルガンノを破壊できたり擬似的な盤面ロックを解除することもできます。
特に先3骸のような展開に対して除去が間に合うのはこのカードだけなので、枠があれば1,2枚採用したいです。
ミュニエは多種多様な相手に刺さる最強メタカードですが、同時に自分のシステムフォロワーの効果も消してしまいます。
人形の効果を消せることを差し引いても使い時が難しいので、自分のプレイングに合った枚数を入れてください。
ドールブレイクは分かりやすい骸メタで、先4にどれだけ並べられようが一枚で返すことができます。
骸が多い時でも2枚あれば十分だったので減らすならここにしましょう。
採用しなかったカードたち
虚数とラズリは同じ役割で、ミントネクロと骸ネクロの大打点をケアできます。
極光の天使は疾走ウィッチに打点を貯められた場合でも耐えることができ、ダゴンotkにも耐性があります。
ガブリエルはローテと同じく残った盤面からの大ダメージ及び高スタッツ。
パペットインヴァースは人形の当たり先を無くされた時に、逆にこちらからバーンで攻めることができるおもしろいカードです。
落石と輝きは盤面ロックをこちらから外せるカードです、特に輝きは突然のリーサルも可能なのでピン採用はあり。
パペボディバイダーはローテの人形ネメと同じで、反逆はアンリミでこのデッキに対してあえて盤面を出さない相手に、リソースを無理に使わず列車の運転手を確保できます。
デッキの核が強いのでどのカードでも試しやすく、自分なりにチューニングすると楽しくデッキを回せます。
マリガン
単体キープ
先後問わず全対面
対W&Eアメス、対骸ドールブレイク
セットキープ
マイスターある時2コス人形生成カード
リヒトある時ハーメルン
対W&E アメスある時ハーメルン
対面ごとのプレイ方針
対エルフ
基本アグロ、たまにリノセウスなのでアメスをキープして守護として使うことと、リヒトでしっかり回復さえしていれば負けることはない有利対面。
対ロイヤル
無法者育成、フェイス、ペインレスetc.いろいろあるが人形の処理力とリヒトの回復、ミュニエ,ドールブレイクなどのマジレスにかかれば負けることはない有利対面。
対ウィッチ
疾走ウィッチが五分マッチ、超越ウィッチに不利が付いてます。
疾走ウィッチは相手がしっかり打点を貯めていて、こちらが不用意に低スタッツを並べてしまった場合は守護を上手く使えず負けてしまいます。
ポイントはフェイラン進化にアメスをかけること、2コスト以下に守護を付けても虹で返されるのでフェイランやトレースアーティファクトなどの3コス以上のフォロワーを大事にしましょう。
そしてリヒトでしっかり回復すること、アイシィを出せば勝てるのでそこまでゲームを続けられるようにプレイすれば大丈夫です。
超越ウィッチはマジで無理なので事故を祈って殴り続けましょう。
対ドラゴン
対ゼルダゴン、なんと微不利。
低コストカードが多い関係上庭園の効果を受けにくく、庭園を消したとしてもゾーイで粘られゼルダゴンで負けも多いです。
考えることが多く難しいマッチの一つなので経験を積むしかありません、唯一のイージーウィンの方法は庭園に対して4アイシィ+デッドペナルティ。
対ネクロ
対ミント基本有利、対骸当たると嬉しいくらいに有利。
対骸は圧倒的な除去力で相手のリソースを減らせる上、当たり先が多いので連携と破壊カウントがガンガン進み、気づけば7アイシィ直接召喚なんてこともあります。
疾走を上手いこと引かれてフェイタル連打でもされない限り負けないので、練習相手にはもってこい。
対ミントは相手がコンボ重視のデッキなので、序盤から殴っていくと勝手に困ってくれてこっちが有利になります。
フェイランや横並べが特に刺さる相手なので、同調の疾走があれば5や6に勝てることも多数。
ただしデスタ冥府ガン積みのotk型は死霊の手の枚数によっては負けることがあるので注意しましょう。
対ヴァンプ
対アグロヴァンプ、リヒトアメスで有利。
リヒトとアメスを引けば負けることはないマッチ、序盤の展開に対してもマイスターで簡単に返せるので詰め将棋の感覚で負けないように立ち回ろう。
対ビショップ
対教会、対エイラ共に有利。
対教会はアグロヴァンプと同じくリヒトとアメスの重要性が特に高いマッチ。
アイシィまで行けば絶対に負けないので、相手の最大打点を意識しながらこちらの顔にこられないように自分も盤面を展開しよう。
対エイラは適当に粘ってアイシィまで行くと勝手に勝ちます。意識すべきなのはヴォイドリアライズをちゃんと手札に加えておくことくらいです。
対ネメシス
対Afネメシス、不利だが勝ち筋はある。
このマッチアップだけプレイングの方向性が全く違います。
具体的にはヴォイドリアライズを構えてリーサルを狙いながらも強すぎる盤面を作らずに耐え、かつ冥府を消してLOも狙うというような異次元の試合運び。
正直相手の実力に依存するので当たったら相手がミスすることを祈りましょう。
ポイントは相手の盤面を処理しきらず疑似ロックのような形にして、返しでリヒト人形超回復をすることで相手の山と精神を削ることです。
ミラーに関しては自分で作ったデッキということもありほとんど経験がありません、ただ捲り方は分かります。
相手の盤面を疑似ロックしアイシィをわざと直接召喚させて、こちらのアイシィでフル消滅させると盤面が返ります。
後はお互いワンキルを狙うような形になるので盤面をフルで使えるようにするといいと思います。
構築で差をつけるのも有効なので紹介したカードを試してみるのもお勧めです。
終わりに
いかがでしょうか、自分はあまりガチデッキの紹介をしたことがないので変な記事になっていなければ安心です。
このデッキは友人とのトークン縛り対決のデッキから着想を得て作ったもので、最初はリーシェナが入っていました。
それが今では連勝多数のガチデッキになったのだから驚きです。
エンジョイを目指したデッキから強いデッキが生まれることもあるので、みなさんもたまにはゆる~くネタデッキやテーマデッキ、縛りデッキで遊んでみてください。
今は受験期で忙しいですが、その後はガンガンデッキを作って記事を上げる予定なので応援やフォローをよろしくお願いします。
それでは次のクソデッキで
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