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図工好きだった少年が、大人になるとDIYをやらなくなる理由

工作の楽しさを無くさないために

 昔、学校の図工の時間が待ち遠しくて仕方がなかった。カラフルなクレヨンや折り紙、そしてどんな形でも作り出せる粘土。あの頃はただ手を動かして何かを作り出すことが、最高の楽しみだった。だが、大人になると共に、その楽しさがどこかに消えてしまったように感じることがある。なぜだろうか。工作の楽しさを思い出すためにや忘れないために、やがては建築を好きになりDIYをやってみてほしいという筆者の願いを込め、その理由を振り返って新たな楽しみを見つけてみよう。


いそがしいよね、大人って。日常は忙しさとの闘い

 大人になると、仕事や家庭、社会との関わりなど、様々なことが日常生活を圧倒するようになる。そんな中、昔のように自由気ままに手を動かして何かを作る時間はどこかへ行ってしまう。というか、そもそも自分が小学校の図工の時間が好きだったことを覚えている人のほうが少ないかもしれない。それくらい現代社会に生きる私たちは余裕がないわけだ。
 なけなしの休日の趣味として工作の楽しさを求める気持ちがある人であっても、日常という名の濁流の中で、その実現は難しい。以下この記事では、ちょっとストイック目に工作をする時間を確保する方法を書いてみようと思う。

新しいアプローチ:DIYを日常生活の一部に

 工作ができる環境を整え、それを生活の一部に組み込むことで、忙しい毎日の中で手軽に楽しむことができる。例えば、家の空いてる一室を工作室ということにして工具を常に置いておき、加工中の作品もそのまま。帰宅したらすぐ10分やる、夕飯後に40分、寝る前に10分… これを繰り返せば一週間で7時間の作業時間が確保できる、、かもしれない。
 最初はきついかもしれなが、やってしまえば日常生活の中で楽しい変化をもたらせる。

大人になると失われがちな遊び心

 子どもの頃、ただ楽しむことに全力を傾けていた。しかし、大人になると様々なシーンで真面目な大人であることが求められ、その中で遊び心が徐々に失われていく。思い出したい楽しさと遊び心。何でもいいので、とにかく工作を始めてみることによって、あの頃の気持ちを思い出すことができるのではないだろうか。
 アプローチの方向はいろいろあるが、例えば工作にアートの要素を取り入れることで、趣味としての真剣な作業の中であの頃の遊び心と大人としての深い情熱を灯すことができる、かもしれない。
 

仲間と一緒に作るのも楽しいかも

 大人になると個々の責任が増え、自由な時間が減る。しかし、馴染みの友達や仲間と(なんとかかんとか時間を合わせて)一緒に工作をすることで、童心に返って遊び心を再び感じることができる。グループで協力してものづくりに取り組むことで、新たな楽しみと共に仲間との絆を深めることができるだろう

結論、とりあえずやってみる。

大人になると現実は難しいことばかりだが、工作の楽しさを思い出して人生に潤いを与えよう。新しいアプローチを取り入れ、遊び心を取り戻し、場合によっては最新の電動工具や、3Dプリンターなども使うことによって、大人になっても工作の楽しさや新技術を追求し、更なる新たな冒険に挑戦することができる。ぜひ手を動かして作り出す、あの頃の純粋なワクワク感をもう一度

ワクワクする未来もまず第一歩から

今後ともディアデザインの活動や記事にご注目いただけると幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。


ディアデザイン
  代表:鹿内 浩樹

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