猫のにゃーを聞くとハッピーになる
うちには、三びきの猫がいるのですが、猫も人間と同じで性格の違いが面白いなあと思います。
黒猫兄妹は、きょうだいだけど、人なつっこく大らかな兄と、人見知りで神経質な妹。三毛猫は、一見わがままに見えて、みんなに優しいです。
鳴き声もそれぞれ個性があります。わたしは、猫の鳴き声がすきで、といってもたくさん聞けるわけではないので、聞けたときはかんわいい~!となります。そんな三びきの猫の鳴き声の違いを観察してみました。
①黒猫兄 ごっちゃん♂
無口な猫なのであまり鳴きません(喉はゴロゴロよく鳴らす)。ですが、鳴いた時の破壊力がすごいです。
甘えん坊なごっちゃんは、かまって欲しそうなオーラを背中から出してきます。ニンゲンが(ごっちゃん甘えたいんだな)と、感じ取ります。ごっちゃんの額をなでると、『あにゃああああん!』と、かまってくれたあ!と力強く鳴きます。
小さな声で『にゃーん…』と、鳴くときもあります。ざわわ~と森山良子さんのさとうきび畑が浮かぶような声、ウィスパーボイスというのでしょうか?そんな癒される声です。
最初の力強い『あにゃああああん!』のときは、ニンゲンが、え!かんわいー!猫、産みたい。と、突拍子もないことを言い出し(猫の鳴き声には魔力があるのです)、さとうきび畑のときは、ざわわ~と心が洗われます。なんだか癒されるのです。このさとうきび畑パターンは、レアなので、これを聞けた日は、何か良いコトがあるんじゃないかと思います。ごっちゃん占いです。当たっても外れてもハッピーです。
➁黒猫妹 がっちゃん♀
がっちゃんの鳴き声を聞けるとき。それはニンゲンが、がっちゃん様にマッサージをしているときです(おそらくがっちゃんはニンゲンをマッサージ機だと思っている)。『なーん』と、几帳面に同じ形をキープした口を閉じたり開けたりして鳴きます。最初は、『そこ!気持ちいいなあ!』っと鳴いていると思います。途中から『うぅーん』っと『そこ違う!気持ちよくない!』と、不穏な鳴き声をします。ニンゲンが、がっちゃんに対する撫で方が間違っている時に教えてくれるのです。
甘えん坊なときは、『うなあん。うにゃん』と丸みのある声で鳴きます。その声が心地よくて、朝が弱いニンゲンなので、目覚ましのアラーム音にしたいと思ってしまいます。そして試しに録音しようとすると、気難しいがっちゃんは、『え?何』と、緊張顔になり、甘々タイムは終りどこかにスタスタ行ってしまうのです。ニンゲンはおのれの欲に後悔します。
そしてがっちゃんは、ビビりだけど好奇心旺盛で遊びずき。たとえば、毛玉ボール(猫のブラッシングした毛をまとめたもの。捨てるのを忘れると虫がわくので注意している)をニンゲンが投げると、『とぅるるん♪』とご機嫌になります。なんだか『うふふん。たのし!』っと言ってくれている気がしてニンゲンもハッピーになるのです。
③ぽっちゃり三毛猫(わがまま)姫 ほっちゃん♀
ほっちゃんは、スマートな黒猫兄妹と同じフードを食べているのに、体質なのかぽっちゃりしています。
しかしですね飼い主が言うのもなんですが、ほっちゃんのお顔は、なかなか綺麗な顔をしているんですよ(三毛猫って美猫多いですよね)。
コンディションの良いときは、広瀬すずちゃんに似ている時があります(親ばかですね!すみません)。
そんなほっちゃんの鳴き声を話すときに、一緒に暮らしてはじめてほっちゃんの声を聞いた話をさせて下さい。
最初、野良ねこだったほっちゃんを保護したころ。初夏でした。
初夏でも蒸し暑かったり、エアコンがないと過ごすのがきつい日が結構あります。ほっちゃんは、ショッピングセンターの駐車場でうずくまっており、ぐったりしていました。
色々あってわたしが家に連れて帰って、お水やフードを用意しました。ほっちゃんは、がつがつフードを食べ始めました。あんなぐったりして、かよわい感じだったのに(このころは子猫でほっそりしていた)、ごはんをがつがつ食べるのです。元気そうでよかったけれど、あのかよわい子猫はどこ?とニンゲンは思いました。そして動物病院に連れて行くと、特に何もなく異常なしと診断されました。
ほっちゃんと一緒に生活するようになり、そういえば鳴き声聞いたことないなと、思いました。そしてなんのタイミング忘れましたが、ほっちゃんが鳴きました。
はじめてわたしの前で鳴いた声が『やばいよ』と聞こえました。いやいやそんなわけないと、わたしがはてな顔でいると、またほっちゃんが鳴きました。『み”んぎゃー』と、鳴きました。猫じゃなく怪獣を保護したのかと思いましたが、ほっちゃんの声はだみ声だったのです。
つまり顔は広瀬すず、声は出川哲郎だったのです。
今ではその味のある声を聞くと、面白くてかわいいなあとハッピーになるのです。
最後は、子猫時代のほっちゃんの写真で終わりたいと思います。お読みいただきありがとうございました!
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