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そういえば聴かず嫌いだった歌手っていますか?


とある番組で、歌謡曲について平成生まれが語る番組がやっていました。
もともと歌謡曲が好きなわたしは、ワクワクしながら観ました。

番組では、聖子ちゃん、明菜さん、寺尾聰さんなどが紹介されており、いい!いいよね!と、共感しながら観ていました。

そんな中、超メジャーな歌手であり、その曲を知りながら、正直、あまり聴いてこなかった歌手がいました。


トシちゃんこと田原俊彦さんです。

ハッとして!Good抱きしめてTONIGHTなど、知っている曲もあり、サビなら歌えます。

トシちゃん全盛期の時は、リアルタイムで観られてなく、わたしが歌謡曲に興味を持った時も、なぜかトシちゃんは聴いていませんでした。

この番組では、ハッとして!Good!が紹介されており、映像を観ていたら、ビビビ!ときました。まるで聖子ちゃんがビビビ婚をした時のように(一緒にすな)、トシちゃんを観たらビビビ!ときたのです。

なんということでしょう!(最近、BS朝日の大改造!!劇的!ビフォーアフターを観るのでこんな口調に)長い手足から繰り広げるしなやかで無駄のない動きは匠の技。歌声はまるで安定感の魔術師のよう。

『トシちゃんってもしやかっこいい…?!』

これだけ一世風靡をしたスターに、すごく失礼なことを言っていますが、今ごろになってトシちゃんのかっこよさに気づきました。

あんなに軽やかなリズムで踊る人は、マイケルジャクソンや岡村靖幸さん、三浦大知さんを観たときの衝撃を思い出しました。 トシちゃんがある曲の中でジャンプをしたのですが、あまりに軽やかにするので「世界最軽量!この夏キマル!」と、頭の中でCMを作ってしまいました。

トシちゃんのかっこよさに気づいたら、ふと、メジャーながらも聴かず嫌いだったバンドや歌手っているのかな?と、しばらく考え、名前が浮かんだバンドがいます。


ミスチルこと、Mr.Childrenです。

innocent world、名もなき詩sing、HANABIなど、知っている曲やサビ、なんならイントロから口ずさめるのに(ミスチルってイントロも特徴的なイメージがある)、あまり聴いてこなかったなあと思いました。

なんで聴いてこなかったのだろうと、考えると、中学校時代、仲が良かった友達を思い出しました。

その友達Aちゃんとは、席が近いことから仲が良くなりました。Aちゃんは、自分流みたいのがある人で、真似されるとすごく嫌がる性格。Aちゃんとは中学時代一緒にいる時間が多く、わたしはいつの間にか影響されて真似してしまうことがありました。たとえば、数字の書き方。Aちゃんの書く1は、一本線の1ではなく、上も下にもちょんちょんと書くタイプ。わたしは、一本線の1を書いていたのですが、いつのまにかAちゃんの1を書いていたために、真似しないでほしいと言われました。

とある日、感想文を書く授業か何かがあり、その当時ポエム(黒歴史)を書くのがすきだったわたしは、あまり苦ではなく感想文を書き終わりました。Aちゃんは、文章を書くのが苦手だったようで、なかなか進まない感じ。Aちゃんに、『ちょっと見せて』と、言われたので、わたしが書いた原稿用紙を見せました。原稿用紙を集める時間が近づき、『そういえばAちゃんどんな文章書いたの?』と、見せてもらったら、わたしが書いた文章ほぼパクリ!真似されるのが嫌いなAちゃんが、わたしの文章パクリって理不尽じゃないか!と、今のわたしなら言えると思いますが、その当時は、ぼーとした少女Bだったので、『ん?コレ…。…。ど、えー!』と、心の中で言っておしまいでした。

Aちゃんとは色々ありましたが、わたし自身イタイ女だったので、あまり気にせずに仲良くしていました。

別々の高校になり、たまに会う関係になって、ある日、Aちゃんに彼氏ができたとき、『あたしのダーがね〜』と、Aちゃんが言いました。ダーって”ダーリン”のダーです。わたしは、アントニア猪木の『いくぞー!1.2.3ダー!!』以外聞いたことがなかったので、彼氏をダーと呼ぶ人間は少し地雷でした。

余談ですが、今はお菓子をスイーツと呼びますが、その前はデザートと呼んでいましたよね。わたしは、デザートからスイーツに切り替わる時、10代の多感な時でした。なのでデザートをスイーツと早めに呼んでいた人を『スイーツって!前までデザートと言っていたのに!』と、非国民のように思っていました。しかし今はスイーツが市民権を得たのでわたしが非国民だったようです(わたしも今やスイーツと言っている)。

話を戻すと、彼氏をダーと呼ぶAちゃんに少し引きしながら、たまに遊ぶ仲でした。
ある日、Aちゃんがこの曲、あたしとダーの曲なんだー!と言った曲がありました。


大塚愛さんのCherishです。

https://www.youtube.com/watch?v=S4Bo0bKxHok


ちょっと待ってください。と、わたしの心の中のBoAが言ってきました。(BoAのDO THE MOTIMNという曲より)


Cherishは、わたしが教えた曲ー!

その当時、矢沢あいさんの大ヒット漫画”NANA”にハマっていたわたしは、大塚愛さんがNANAからインスピレーションを受けて制作したコラボ曲のCherishがすきで、良く聴いていました。歌姫のレイラと美少年のシンちゃんというキャラクターの年の差カップルの切ない曲。 Aちゃんにも、『わたしCherishっていう曲すきでさ~』という話をしていました。

Cherishは、わたしの中で、美しいレイラとシンちゃんの曲のはずでしたが、いつのまにかAちゃんとダーの曲に!!

わたしは、その日、真似されるの嫌だと言ったよね?だったらわたしが紹介した曲から2人の曲選ぶなし!と、いう気持ちと、ポエマーだったので、美しいものがすきで、その世界観を壊されたのがハラガタッタ(チキンタツタみたい)ことからよくわからない気持ちでAちゃんと遊んだことを思い出しました。

そしてお互い様っしょ!と小さな地雷を踏まれても気にしなかったわたし(わたしもだいぶアレだったので)ですが、わたしの中で大きな地雷を踏まれてしまったので、Aちゃんのすきなものはすきにならない!とその日から固く決意。

当時、Aちゃんがすきだった、Mr.Children、絶対すきにならないと決めたのでした。

そして今現在。なんで今までミスチルを聴かなかったのは、Aちゃんにハラガタッタことからだと気づきました。すっかり忘れてました!


ミスチルは、現在、期間限定でMVが観れるということで、聴いてみようと思います。 


気に入った曲は購入したり、サブスクで聴いたりしようと思いました。


おわりに 

音楽との出会いは、いろいろなきっかけや偶然などがあって、すきになったり、逆に悪いきっかけを持つことにより、ならなかったりするのですね。まるで小田和正さんの『ラブ・ストーリーは突然に』のサビみたいだと思いました。







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