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素敵なお味噌汁

ご存知の方は多いと思いますが、最中の中にお味噌汁の具入っている、ちょっと高い素敵なお味噌汁やお吸い物ってありますよね!

最中がお湯を入れると、とろけて美味しいんです。

ちょっとお高いですが、ぜひお試しくださいませ。

さて、

ある時、「お土産です、少しですが。」

私のデスクに置いてくださった。
わ~お、最中の素敵なお味噌汁✨✨

有難き、今日のランチで早速いただきましょう!


隣の席から

お菓子を開ける様なサカサカ音が


「しょっぱい、これしょっぱいなぁ、なんだこれ」

と、私に話しかけてきました。

素敵なお味噌汁を最中と思ってかじっていました。

おい、おい、やめて~

お腹痛い、笑笑笑笑

「それ、お味噌汁ですよ、お湯に溶かしていただくんですよ。」声がーー、震えてブルブル…笑いがこらえられずー

笑ってはいけない!たえろ!いや、もう無理なんです。

グチグチと文句を言いながら給湯室から戻って来た。

お味噌汁ですから、そうそう箸よ。
良かったね。
味わって、結構高いんだからね。

ホッ!

「ねえ、何にも味が無いけど、味噌入れ忘れてんじゃないの?」


おっと、おっと、おいおいおい、

そうきたか、やめてくれ、またか?あんたはまたか?またなんか?

反対側向いてため息だしたよ、笑ってはいけないからね。

「お味噌は、別についてますよ。」
「えっ、」

ゴミ箱をあさり出した、
笑笑笑笑笑笑笑笑
笑ってはいけない

お腹痛い、

「あった、これかー、面倒くせーなー。」
その場でゴミ箱から探し出したお味噌を開封して、いれ、混ぜ混ぜ。

味噌の袋をごみ箱へポイット。

マグカップの縁に味噌ベタベタ

「うまいね」     だって、

まあ、くださった方が、見てなかったし、良しと、しましょ。

吹き出す(笑い)まではいかない程度ですみました。こらえたーー偉いぞ私。



私は、見て聞いてしまいました。
別の人が、素敵なお味噌汁をくださった方に御礼をしているところを。


「ありがとうございました。いつもお気遣い。」
「いいえー。」
「美味しく頂きました、コーヒーとも合いますね、最中。」
「ああ、は、は、は、」


どえー!、でましたどえー、なんていわせんな!

おまえも?
おまえもか?
なんでそのままかじってるんや?

最中で通しきったよ、
そりゃ甘い最中は、コーヒーにだって合うやろ!
お茶だって、飲み物なら何でも合うやろ。

まあ、えらいっすよ、そのまま食べたんだな、しょっぱいの我慢したんやな、
出汁も塩もはいってるんだからね


何も言わんではいられなかったんかい!
律儀なんやな、エライぞ御礼は大事や!

後ろにお味噌ついてるからね、全面的にも、お味噌汁ってかいてあるからね。

あーあ。



帰りに自分のゴミ箱のゴミが一杯だったので、大きなゴミ収集ゴミ箱にいれようと、

味噌が、2つ捨てられてました。包み紙の裏にひっついたまま。


何にも言わんとそのまま食べた人たちよ、笑わせてくれておおきに!

ホンマにおおにきですわ。

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