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目的地まであと数駅…

9月になって早5日。日中は相も変わらず蒸し暑い日が続いているが、早朝に関しては涼しく感じることが多くなってきた気がする。しかしながら、電車の中は人口密度が高く、冷房の恩恵を感じるためには直接冷風に当たる必要がある。そうでなければ、せっかくの冷風も、人が持つ体温と窓から差し込んでくる陽射しの熱で相殺されてしまうのだ。

そんな電車の中で立っていると、やはりそれだけで汗をかいてしまうものだ。とりわけ私は人一倍汗をかきやすい体質なので、ミニタオルが手放せない。立っている間は汗を拭い、座れるタイミングを伺っている…というのが朝のルーティンになっている。

電車内の混雑を避けるため、また、少しでも涼しい時間帯に駅まで移動したいため、会社に到着する時間が始業時間30分前になるように家を出る。この日も例に漏れず、30分前に到着するように家を出た。電車は混んでいたが、乗り換えしたあとの電車の中は空いており、すぐに座ることができた。数駅はスマホを見ながら時間を潰していたが、眠気が強く出てきたので眠ることにした。多くの人が降りる度に目を覚まし、あと何駅で会社の最寄り駅になるかをカウントしていた。そして、あと2駅という所まで確認して、そのまま眠りに落ちてしまった。

気付いたときには、その最寄り駅を1駅通過していた。ほんの数分の間に眠りに落ち、最寄り駅を通過してしまうとは…
なんともやるせない気持ちになった。

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