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神様っているのかもしれないなって思ったこと

九州に住む女の子(以下、A子)と2019年の9月頃に京都を観光する約束をした。このA子とは2018年後半に某婚活サービスで知り合った。初めて会ったのは彼女の地元。飛行機で行くか迷った末、新幹線を使っていったことを覚えている。そのときはホテルを予約(シングル)し、2泊3日でA子の地元を案内してもらった。美味しいもの持食べることができたし、きれいな景色、建物を観ることもできた。2泊3日の顔合わせ兼旅行はうまくいったと思う。そんな楽しい思い出ができたものだから、京都の旅行もうまくいくだろうと思っていたが、この旅行の数日前から僕の身に異変が現れた。
左耳が聞こえにくくなったのだ。左耳から聞こえるのは、なんだかくぐもったかのような音。耳鼻科に行く余裕はないし、数日たてば治るんじゃないか?と若干楽観的な考えでいた。もう自分の中では京都旅行でどこを見て回るかで頭がいっぱいだったのだ。

そんな感じで迎えた京都旅行の日。宿はお互い別々に抑え(同じホテル内)、ロビーで待ち合わせをすることにしていた。A子は自分よりも早く来て、すこし京都の町を散策していたようだった。どこに行ってきたのか聴いてみたのだが、ちょっとその辺をぶらついていたと素っ気なく返されてしまった。前回会ったときはこんな素っ気ない反応はしてこなかった。そのあとA子は
「ちょっと疲れたので、しばらく部屋で休みたい。夕飯を食べる時間になったら、またここで待ち合わせしましょう」
と言って自分の部屋に戻ってしまった。
この時僕は「なんか思ってた人と違うな。」と困惑していた。初めて会ったときはもっと愛嬌があったように見えたのに。これが本性なのかもしれないな。と一人納得していた。

思い出せば思い出すほど、愚痴だらけになってしまうので、なんで「タイトル」のようなことを思ったのか書きます笑

結局この旅行の2日目に「俺たちは合わない」ということで、2日目の途中から完全に別行動。2日目の夕方ごろなんだか体調を崩したので早めにホテルに戻って休むことにした。
3日目。帰るときにホテルのロビーでA子と鉢合わせするのが嫌だったものだから早々にホテルを撤退。前日の体調不良はどこへやら。解放された感じがして帰った。せっかくの京都を早めに切り上げてしまったのは少しもったいないが、鉢合わせすると嫌な気分になってしまうので仕方ない。
帰りの新幹線の中でふと気づいた。

「あれ、左耳が治っている?」

そう、あのくぐもった音からもいつの間にか解放されていたのだ。

もしかしたら、神様が「あの女はやめておけ」と警告を出していたのかもしれない。…と勝手に思っている。

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