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WBC 準決勝日本戦 対戦相手メキシコ紹介

WBC準々決勝が行われ、メキシコがプエルトリコを5-4で破った。
準決勝では日本の対戦相手となるが、あまり情報が無いという方も多いのではないでしょうか。
そこで、メキシコの注目選手を4名ほどご紹介。

まずは投手。

①パトリック・サンドバル
日本戦先発が予想される左腕。
エンゼルスに所属し、昨年オオタニサンと一緒にローテーションを守った。
22年成績は27試合 148.2回 防御率2.91 奪三振151。
ストレート球速は平均150キロくらい、同じくらいのシンカーも持っているため左打者は少し厄介かも。
また、チェンジアップやスピン量の多いカーブも有効な球種。
しかし、制球力は平均以下(22年与四球60個)で、選球眼の良い日本代表上位打線が序盤から攻略する可能性もある。

②ジオバニー・ガジェゴス
恐らく抑えで起用される投手。
カージナルスでヌートバー選手の同僚。
22年成績は57試合 59回 防御率3.05 14セーブ 奪三振73。
ストレート球速は平均152キロくらい、スライダーとチェンジアップが持ち球。
コントロールが良いのが最大の持ち味。

あとは、昨年13勝のホセ・ウルキーティ、12勝のタイワン・ウォーカーが非先発陣に控えており、彼らがブルペンに回れば強力な布陣となる。
但し、昨年最優秀防御率のエース フリオ・ウリアスが今日登板してしまったことは日本にとって朗報。

次は野手。

③ランディ・アロザレーナ
1番レフトで出場が予想される打者。レイズの選手で総合力ではメキシコNo.1。
22年の成績は153試合 打率.263 20HR 32盗塁 OPS.773。
20-30をクリアしたが、素材的には30‐30も十分狙える選手。
この選手は、何より短期決戦のプレッシャーに強い。
今回のWBCの活躍もあるが、20年のプレーオフでは10本のホームランを放ちMLBプレーオフ記録を樹立するなど大活躍した。
ちなみに、この選手はキューバ出身だが亡命したメキシコで市民権を取得。今回メキシコ代表となった。

④ジョーイ・メネセス
3番DHで出場予定。昨年打力が突然開花した。
22年の成績は56試合ながら 打率.324 13HR OPS.930とオールスター級の成績。
日本ではオリックスに所属していたが、禁止薬物使用により解雇されている。
長打力に優れるだけでなく打率も残すことができ、メキシコの得点源。
日本では結果は残せなかったが、進化を遂げているとみられるため要注意。

他にも、去年ブルワーズで35HRのロウディ・テレス、同じくブルワーズで16HRルイス・ウリアス、吉田正尚選手が同僚になるレッドソックスのアレックス・バードゥーゴと攻撃陣は良い選手を揃える。
また、守備面でもフレーミングの鬼 オースティン・バーンズが正捕手で基点となり、投手をうまく統率している。

ここからは感想。
全体的に、MLBでレギュラー級が多い印象。
特に野手は守備を含め、日本代表と同じくらいの戦力ではないかと思われる。
但し、投手は山本由伸選手、佐々木朗希選手の登板が予想されている日本の方が優れているとみられ、総合的には日本が有利とみている。


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