見出し画像

センチメンタルもいいとこ

2024.05.04

お子を寝かしつけ
自分のご飯を食べて
ソファで一息つきながらお茶を飲む

明日から相方さんが4日間家を空ける
愛犬も一緒に

私はお子と2人で過ごす

明日の朝も早いな〜と思いながら
携帯で撮ったお子の写真を見返す

起きている時は写真を撮ることを忘れて
お子の笑顔や発する声に五感を全振りしているから、撮った写真はほとんどが寝顔

でも、私は寝顔が1番好きかもしれない

安心しきってる顔

ふとこの子がちゃんと大きくなるまで
守ってあげられるかな とか
目を離した隙に
事故に遭わないようにしないと とか
考えているうちに

今この空間に居るこの子は
当たり前の存在じゃないことを
不意に実感する

写真の中の 
眠たくてお口をへの字でぐずってる顔
相方さんにそっくりな目元
私に似ている鼻
ミルクを飲んでいる時のにぎり拳
下から撮った時の富士山型の口
ふわふわの髪の毛
丸まった小さな背中

まだまだ小さくて
でもこれから私たち大人に
近づいていくはずの身体


この身体の中に確実にこの子の思考、意識、感情があって
1人の人間になっていくんだよね

初めてかもしれない
言葉にできない感情で
私の中がいっぱいになる

時が止まれば良いのにと思うし
早く歳を取りたいとも思う

この子が生まれてから
矛盾する考えばかり
感情もまた然り

でもどっちも本心だからしょうがない

あとどのくらい
この家族で過ごせるかな

4日間でも、離れるのは寂しい
理由は有難い存在だから
これに尽きる

人生最期はどうなるかわからない
でも理想を考えても良いのなら
病院でも家でもどっちでも良いけど
最後のまばたきの瞬間まで
相方さんとお子の顔を見ていたい

時間の許す限り
この目でその姿を焼き付けていたいなと
思い耽る夜でした

fin.

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?