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#RTした人の小説を読みに行く を、やってみた 1

1作品目

斉藤タミヤさんの

氷に覆われた地球で目覚めた極炎の少女と憑依者の少年は、世界救済の旅をする

を、読んでいきたいと思います(´▽`*)



まず、表紙画像ですが、これは凄いですね。期待感が盛り上がります。
次にタイトルです。
氷に覆われた地球で目覚めた極炎の少女と憑依者の少年は、世界救済の旅をする
これはどうですかね。最初見た時に目が滑りました。
極炎の少女と憑依者の少年 ~氷に覆われた地球で目覚めた二人の、世界救済の旅~
とかの方が分かりやすいかなと感じます。

あらすじに行きましょう。
いきなり営業文は読む気がそがれますね。ここで脱落しちゃう人もそこそこ居そうです。最後にやんわりと書くくらいがいいかもしれません。

では、読んでいきますね。
「見る者に寝不足気味な印象を与えている。」
は、襲われている緊迫感からすると少しずれた概念なので違和感があります。
「白線が平行に描かれた路面」は、描こうとしているシーンからすると距離を感じます。
「力の差は歴然に思えた。」これは誰が思っているんでしょうか? まりんだとするとずいぶん他人事だなと感じました。
「反撃に激怒した」逃げようとしてるだけなので反抗とかの方が合っている気がします。
「端を発したのは」は、「思い出した」ー「あることを」の中に置くのは違和感を覚えました。
「彼女は躊躇なく力任せに腕を捩じり折った。」これは素晴らしいですね。意表を突く展開は最高です。
「まりんが振り返ると、結局、あの後、自分を追ってきていたらしい先ほどの男達が、戦争で使われるような重機関銃で撃ち殺されていた。」一文に詰め込みすぎに感じました。
「波が、こちらに走ってきていた。」波は押し寄せるとかの方がいいかもですね。
「迫ってきているのは、~ 重戦車が一台。」係り受けを考えると「一台の重戦車」の方がいいかもですね。
「まるで記憶喪失にでもなったか」記憶が抜けているなら記憶喪失なのでちょっと冗長かと感じました。
「追い縋る」これは誤用のように思います。
「救いを懇願しているのが窺える顔だ。」明白な事象に窺えるというのは少し違和感を感じました。
「横幅の狭い路地」横幅は不要かもしれません。
「目で追うと、~機銃掃射し、~撃ち殺している」「目で追うと」を受ける部分がないので違和感を覚えました。「追った。すると、」のように切ってもいいかもしれません。
とりあえず以上です。
なんだか重箱の隅をつつくようで申し訳ありません。

凄惨な世界を丁寧に描写していて、導入部は上手くできていると感じました。
斉藤様のご活躍を祈念しております。


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