うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 11~15
11. 小さくて頼もしい背中
玲司は今までの発想を反省し、
「き、起業するなら、お、俺も仲間に……どうかな?」
と、おずおずと切り出す。
「おや? 働きたくないのでは?」
「上司に言われて嫌なことをやらされるならヤだけど、起業は……なんか面白そうかなって」
「起業こそ泥臭い嫌なこと多いのだ」
美空はジト目で玲司を見る。
「いや、でも自分の会社なら頑張れるかなって……」
「ふーん、それじゃ考えておくのだ」
ニヤッと笑う美空。
「まぁ、生き残れたらだけどね!