マガジンのカバー画像

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ

14
「働きたくないでござる!」  そう叫んでいた高校生の主人公は、各社から発売中のAIスピーカーを使って楽な人生を目指そうとするも挫折。ところが、忘れたころになぜか可愛い少女の姿を…
運営しているクリエイター

記事一覧

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 最終話

66. 限りなくにぎやかな未来 「おまえさぁ、毎回失敗してない?」 玲司は水が飛んでこない…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 61~65

61. 走馬灯 『お主ら、やってくれたのう』 脳に直接響く威圧的な若い女の声に、ミリエルは…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 56~60

56. ミッションコンプリート 玲司はバッと立ち上がると、 「百目鬼ぃ――――!」 と、叫…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 51~55

51. ロンギヌスの槍 「なんだ、言葉もないか? 百目鬼君、この優秀なハッカーが作り出した…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 46~50

46. 35.3%だゾ! 玲司はソファにゴロンと横たわり、天井の木目を眺めながら、ぼーっと裏切っ…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 41~45

41. ゴブリン爆破 「さて、研修をする! おい、Gランク! よそ見は止めるのだ!」 いき…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 36~40

36. ピンクのパジャマ 「ゴブリンにドラゴンに魔法陣に聖剣、大好きだろ?」 ミリエルはノリノリでずいっと身を乗り出す。とても酒臭い。 「いや、まぁ、人並みには……」 「よろしい! 君もこれから冒険者なのだ!」 ミリエルはワインボトルを高々と掲げ、そして満足げに一口あおった。 話を総合すると、ミリエルが担当している八個の地球の中に、魔法と魔物を実装した地球があり、そこに元副管理人が潜伏しているらしい。そして、そこに冒険者として潜入して元副管理人を捕縛してほしいとい

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 31~35

31. 意志の力 目を閉じて部屋に響く残響を聞きながら、ミリエルは嬉しそうに笑う。 「いい…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 26~30

26. 唸る冷却ファン シアンは日本上空を通過していく人工衛星の上にちょこんと座り、滅んで…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 21~25

21. 意地悪な試練 「あ……」 シアンがいきなり嫌な声を出す。 「な、何だよ!」 「百目…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 16~20

16. 無理無理無理無理! 警察まで敵に回してしまって、玲司は頭を抱えながら宙を仰ぐ。もう…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 11~15

11. 小さくて頼もしい背中 玲司は今までの発想を反省し、 「き、起業するなら、お、俺も仲…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 6~10

6. 奇跡の電子レンジ 「は? 電子レンジ?」 なぜ軍事ドローンに調理器具なのか、訳が分か…

うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ 1~5

1. ガスタンクの号砲 ピンポーン! 「玲司さん、お荷物ですよー」 うららかな日差しの日曜日、マンションの自室で昼寝をしていた高校生の玲司は、寝ぼけ眼をこすりながら目を覚ます。 「ふぁーぁ、何だよ、いい気分で寝てたのに……」 大きく伸びをすると、ベッドからドン! と足をおろした。そして寝ぼけ眼で乱雑にモノが散らばった床を掘り返し、スウェットパンツを見つけ出す。 「今行きまーす!」 そう叫びながら寝ぐせのついた髪の毛を押さえ、ドタドタと玄関に走った。 「はい、ま