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【現存せず】有楽町と新橋の間、東海道新幹線ガード下に残る誰も通らない謎の通路「西銀座JRセンター」を歩く※追記アリ

当記事は2009年に東京都千代田区にある「西銀座JRセンター」を訪問した時のレポートを加筆修正、未掲載写真を増量した上で再公開しているものです。現在は高架下全体がリニューアルされ、新しい商業施設に生まれ変わっているため、もう見られない風景になっております。ご注意下さい。

神田、東京駅、有楽町、新橋…山手線東側のこの四駅間を通るガード下には「戦後の空間」が息づいている。JR有楽町駅と新橋駅の間に不気味なガード下通路があるという話を聞きつけてやってきた我々取材班。東京広しと言えども、謎のガード下通路というジャンルではこの「西銀座JRセンター」に勝る存在はないだろう。

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有楽町・新橋両駅間にある謎の空間「西銀座JRセンター」

ここは一部のマニアにはよく知られている所らしいが、その存在意義自体が不明で本当にマイナーな「謎の通路」であるということを現地を見て改めて実感した。なにせ東京を代表する超々一等地であるはずの銀座・有楽町の一角に存在する「謎の通路」なのである。東海道新幹線ガード下の「新橋方面近道」「西銀座JRセンター」と書かれた看板が目印だ。ちょっとした“非日常感・高級感”を求めて“銀ブラ”にやってくる方々の目にも、恐らく止まる事もない。

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