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【地下鉄サリンから25年】オウム真理教教祖麻原彰晃が暮らしていた杉並区南荻窪の高級マンション

2020年という新年を新元号「令和」の時代に迎える事になって、昭和はおろか”平成”ですら過去のものに遠ざかろうとしている。平成の時代は30年間続いたわけだが、その中で最も波乱に満ちていたのが平成7年、西暦1995年であったと考えている。今から25年前、四半世紀という言葉で括られるほど過去のお話だ。

この年の1月17日には兵庫県や関西地方を中心に甚大な被害をもたらした「阪神淡路大震災」が起きた。「水と安全はタダ」などと言われてきた戦後の日本社会で初めてその前提が揺らぎ、阪神地域を中心に都市のインフラがぐちゃぐちゃになってしまった。しかしそれも四半世紀という時間のせいか、神戸以外の土地ではほぼ忘れ去られようとしている。

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そして首都東京では3月20日に、霞が関官庁街を標的に都心を走る営団地下鉄(現在の東京メトロ)の複数路線の車内で猛毒の神経ガス・サリンがばら撒かれ多数の死傷者を出した「地下鉄サリン事件」が起きている。オウム真理教というカルト教団が引き起こした前代未聞の無差別テロ事件。

自然災害かテロかの違いはあれど、世界有数の経済大国として認識されていた日本国の二大都市圏を窮地に追いやった二つの出来事は、国際社会にまで強い衝撃を与えたが、その後四半世紀、個人による無差別殺傷事件などはあったものの、カルトや反社会的集団によるテロ事件は起きていない。

で、それから25年という節目に我々DEEP案内取材班がただ指を咥えてボケーっと何もせず…にはいられないのである。

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