見出し画像

【グリーンパーク】吉祥寺?なにそれ?!軍需工場・米軍住宅跡地に作られた街「武蔵野市緑町」を歩く

“住みたい街ランキング”の上位常連としていつも名前が挙がる街・吉祥寺がある東京都武蔵野市。人口約15万人、23区外にありながら高級住宅街を抱え、むしろ地価は隣の杉並区より高いだとか、実際に住むには色々と敷居の高さを感じる街。

ところが最近この街に関してどうにも香ばしい話題が駆け巡っている。実質的に外国籍住民に対し日本国籍住民同様に参加を認める住民投票条例案を現職の松下玲子市長が推し進め、市議会に提出したという話題である。その結果は「否決」

3ヶ月以上住民票を置いていれば外国籍者でも同等の権利が与えられるという点は保守層の間で強い批判を招き、左派メディアとそれ以外の報道機関でも、これまで十分に議論もしないまま条例案をぶち上げたとされる武蔵野市長の“独走”の扱いにかなりの乖離が見られる。特に朝日新聞なんていつもの論調でこんな感じなので、あーハイハイとしか言えませんけれども…

画像2

しかしそんな時事ネタなどではなく、“吉祥寺ばかりが武蔵野市ではない”というのが今回の話のネタである。武蔵野市の北部に緑町という地域があって、その場所を訪れたという話である。ここは吉祥寺ではなく隣の三鷹駅からバスに乗り、場所によってはむしろ直線距離では西武新宿線東伏見駅の方が近いという、全然“吉祥寺じゃない武蔵野市”なのである。

ここから先は

4,956字 / 36画像

¥ 270

引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。