見出し画像

【そこらへんの草】新型コロナウイルス禍で浮き彫りになった「埼玉県の医療事情」のダメっぷり【自宅待機死】

もはや長期戦の覚悟を強いられている「新型コロナウイルス」の日本国内における感染動向。その治療の最前線にいる全国の医療従事者が既に疲弊しだしている。この非常時にも社会インフラを支えるべく感染リスクを承知で外に出て働いておられる方々に今一度敬服の意を示すと共に、この出口の見えないコロナウイルスとの戦いの最中、当方はただひたすらこの国に生きる人々に、それなりに読み応えのある読み物を提供し続けるのが唯一の役割であると考えている。それが一服の清涼剤となるか、笑いを伴う皮肉となるか、シリアスな現実を知るきっかけとなるか…

画像1

今回は首都・東京に隣接し、大勢の人間が通勤通学のために満員電車に揺られて、夜は寝に帰るだけになっている巨大なベッドタウン地帯「埼玉県」のコロナ事情である。東京で働き、東京に用があるだけなのに、家賃が安いからとつい上京民が飛びついて住んでしまう、“コスパで選べば一択”の埼玉県。

ここもまた首都圏の一角を成す地域であることから新型コロナウイルスの感染者が非常に多く、しかしながら医療事情が東京よりも悪い事から、軽症感染者の半分くらいが病院への入院、もしくは軽症患者受け入れ先のホテルへの療養がかなわず、自宅待機を強いられている中で、先日23日には県内で50代男性、70代男性が相次いで自宅待機中に病状が急変し死亡してしまった事例が報道された。

それを見て、当方は埼玉という土地に関してある確信を深めたのである。「あー、やっぱり埼玉は医療事情がダメダメだな」ということだ。東京の周りには千葉や神奈川もあるのに、なぜ埼玉だけが特別にダメと思っているのか、首都圏の医療事情に詳しいとある医療従事者からの意見を元に、こちらのひん曲がった視点でもってその理由を当記事にて説明したいと思う。

ここから先は

9,459字 / 17画像

¥ 450

引き続き当編集部の事業収益が芳しくなく、取材活動に制限が掛かっている状況ではありますが、編集部長逢阪の命ある限り執筆を止める事はございません。読者の皆様からの応援が当編集部にとって心強い励みになります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。