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九州最強の昭和ブルース系ちょんの間地帯!北九州市若松区「旧土井町」のバラック長屋群

明治時代から昭和の中頃まで筑豊の石炭積出港として大いに繁栄した現在の北九州市若松区、そこは港湾・土木関係の労働者が癒しを求めて訪れる遊郭が成り立ち夜の方もさぞかし華やかだったらしい。色街であった連歌町遊郭は既に存在せず、代わりに赤線地帯として旧土井町、現在の若松区某所のとある一帯がその手の需要に応えていたとか。

目立った盛り場にも乏しい現在の若松においては遊郭も赤線地帯も昔のお伽話だろうと、何も知らなければそう思ってしまうかも知れない。だがこの元赤線地帯たる旧土井町には21世紀となった現代日本においてもこっそり「営業」をしている店が存在しているという。

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