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【住之江区】警官も市営住宅で発砲する、ニュートラムに乗って行く陸の孤島タウン「南港口」のくたびれた団地

大阪市内ベイエリアの人工島咲洲には人口2万人が生活をしている南港ポートタウンというところがある。ここは全国的にも“人工島のニュータウン”としては屈指の存在で、1980年代に完成して以来の歴史があるが、都心部からの足はニュートラムという新交通システムに依存しており、ニュータウン内は“ノーカーゾーン”と称して車の乗り入れが規制されるなどしている中、住民の高齢化が進み、不便で街を離れていく世帯が増えつつある、と指摘するニュース記事も目にする。

南港ポートタウンではない、南港口の団地を見に来ました

さて、今回やってきたのは南港ポートタウンには含まれないものの、住之江公園駅から出ているニュートラムに乗ると二つ目の南港口駅で降りた目の前にある団地を見に来たのが目的だった。南港ポートタウンがある咲洲からも外れており、住之江区の本体とも微妙に離れている。OTS線延伸で地下鉄中央線と直結した咲洲に比べ、今なお“陸の孤島”感を漂わせる場所だ。

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