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東京DEEP案内プレミアム

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お金のある人は楽しく過ごせる街「東京」。そんなにお金のない人もそれなりに楽しく過ごせる街「東京」。本当にお金のない人は「埼玉」へ。
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2024年7月の記事一覧

【裏街記憶コレクション】 #003 有楽町ガード下(東京都千代田区)

東京駅の一つお隣「有楽町」と聞くと一般ピープルからしてみれば東京の表の顔、一大セレブ観光地である銀座のすぐ近く、“銀ブラ”の出発点ザーマスわよといったところだが、当方にとっては“戦後のドサクサ”ばかりが目について、駅前の雑居ビルが固まっている一角だとか、古い煉瓦積みが残るJRのガード下を眺めて小汚い飲み屋街が連なっているのをニヤニヤ眺めたりする場所になっている。 そんな有楽町も来る度に街がどんどん小綺麗になっていってしまい、かつての生臭い街並みはどこへやら。JR有楽町駅もい

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【裏街記憶コレクション】 #002 丸の内ガード下(東京都千代田区)

日本の首都の玄関口、東京駅には様々な鉄道路線が入り乱れている。JRだけでも山手線や京浜東北線、東海道線などの電車が止まる在来線地上ホーム、中央線の高架ホーム、横須賀線・総武快速線の地下ホーム、それに東海道・東北新幹線のホームまで。それに加えて、何かとネタにされてしまいがちなのが“そこ東京駅なの?”といつもツッコまれてしまう、京葉線ホーム。 他の路線のホームから大きく離れて存在する京葉線東京駅の地下ホームは孤高の風格すら漂っている。地図で見たら隣の有楽町駅の方がどっちかという

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【裏街記憶コレクション】 #001 大手町ガード下(東京都千代田区)

数ある街を訪ね歩いて発見する風景の一つ一つに思いを馳せると、我々のような人間からしてみれば、記憶にこびりついているものは大抵は薄汚い路地裏だったりガード下だったり、都市の日陰に落ちているような陰気臭い風景ばかりなのである。観光客が大勢行き交うような明るい場所にも隣り合っているのに、なぜかその場所だけ人の流れが途絶えて、淀みきっている… そういう場所に唯一無二の魅力を感じて惹かれてしまうのが我々、DEEP案内取材班だ。よく子供の時の遊びで、近所の公園だか庭先だかで、ジメジメと

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