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【コリアタウン】これって商店街?ひたすら寂寥感しかない京浜工業地帯・川崎臨海部「セメント通り」で焼肉ランチを
川崎市の臨海部が在日コリアン集住地であることは当サイトでは昔から口が酸っぱくなるくらい話していることであり周知の通りであろう。だがその中で大阪の鶴橋(正確には御幸通商店街)のように商店街の入口に堂々と「KOREA TOWN」と書かれたアーチ看板を置いて、そのものズバリ“コリアタウン”であることをアピールしていた場所がある。 それが川崎市川崎区浜町の通称「セメント通り」と呼ばれる一画だ。ここは桜本の商店街、不法占拠地域の池上町にも程近いロケーションにあるのだが、商店街を抜けた
【川崎と在日】戦後の残照、川崎市幸区「戸手4丁目12番地」多摩川河川敷不法占拠バラック村を見る(2014年)
川崎市幸区「戸手4丁目12番地」の多摩川河川敷、ここに在日コリアンを中心に集住していた不法占拠バラックがあったという話は以前から知っていたが、2007年に立ち退きが終わり、跡地は殆どマンションに建て代わったという情報を聞いていて、もうすっかり殆ど見るものもないと思い込んで行かなかったのだが、先日近くに寄る機会があったのでどんなものか行ってみる事にした。 この戸手四丁目という場所はJR川崎駅から徒歩20分程度で、自転車があれば不便のない距離にある。かつては多摩川の砂利採取事業
東京のド下町・浅草に残る戦後の残滓…路地裏に焼肉屋だらけ!伝説の在日コリアン集住地「朝鮮マーケット」を訪ねる
東京の数ある街の中でも「浅草」と言えば下町観光地の代表格としてその座を確固たるものとしている。年がら年中外国人観光客が訪れては街中を闊歩し、東京の下町文化とやらの上澄みをキャッキャウフフと楽しんでは日本的情緒に浸る…そういう場所として定着はしているものの、顔の皮一枚剥がせばとんでもない“東京の暗部”があらわになる…弾左衛門の時代から脈々と続くアウトサイダーの系譜を受け継ぐ稀有な土地として、この土地への畏怖を忘れてはならない。そこでまた事件が起きた。 今年2月14日、台東区今
【リアル川崎国】令和になってもまだ現役!首都圏最大の不法占拠スクワッター地帯、川崎市川崎区「池上町」の最近の様子を見てきた
日本全国の都市部には戦後の混乱期…我々が言うところの“戦後のドサクサ”で建てられた「不法占拠スラム」が数多く存在していた。それも昭和・平成と時代が過ぎる毎に存在自体が消えて無くなったり、公営住宅が整備されるなどして生活環境が改良された地域などもある。我が国にある不法占拠スラムと呼べる場所は、もはや絶滅危惧種…殊更、街の新陳代謝の激しい首都圏においては虫の息か… 我々、東京DEEP案内取材班が2009年に初めて紹介した、川崎市川崎区「池上町」もそのような地域の一つとしてよく知