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お奈良はん

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“近鉄乗る人、お奈良はん” 京阪神三都に隠れて古都のエグさを見せつける奈良県ならではのDEEPネタを不定期にお届け差し上げます
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記事一覧

【失われた人権文化遺産】奈良県桜井市「大福」にある“石川さんをかえせ”モザイクタイル画を見に来た

今回やってきたのは「奈良県桜井市」…奈良盆地の南東側、中和地域に属し、日本最古の神社の一つとされる「大神(おおみわ)神社」をはじめ長谷寺など有名寺社を数多く抱え、三輪素麺が地場産業。市内には近鉄大阪線、JR桜井線(万葉まほろば線)が走り、桜井駅から近鉄電車で片道40分そこそこで大阪市内に行ける。 しかし大阪のベッドタウンとして…という趣きはあまり漂ってこない。ここからさらに離れた三重県名張市の桔梗が丘みたく大規模なニュータウンが開発されているわけでもないし(せいぜい朝倉台く

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【珍地名】奈良の闇、地名に闇、リアルに闇。西名阪道法隆寺インター近く・奈良県北葛城郡河合町「西穴闇」には何がある

この広い日本列島の中には一見すると首を傾げたくなる「珍地名」が沢山存在していて、我々もそういったものが好物である。しかしその中でもあえてネガティブな意味合いのある字を使うケースが稀にあり、例えば福島県いわき市にある「勿来」という地域なんて、読んで字の如しで「来る勿れ」と言っちゃっている土地もあるわけだ。“来るな”と言われると行ってみたくなるのが人の情けであるが、常磐方面は昔行った「塙山キャバレー」が関の山で、それ以上先には足を運ぶ余裕もない。あとは鹿児島県トカラ列島の「悪石島

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【闇深】人権って誰のための言葉ですか?明治五大監獄「旧奈良監獄」で見た“少年たち”の支配者・ジャニー喜多川の映画ポスター

日本社会における最低最悪の“害悪”とは何か…と問われると、我々は開口一番「マスコミ」であると答える。何故なら日本の報道機関の多くがその本来の役割を放棄し、世の中の役に立つ仕事をしないばかりか、権力に屈しては真実から目を背け我が国民を欺き、時には反社会勢力や敵性国家と結託して我が国の国益に反し、活動家じみた行為に加担する者までいるからだ。 先日4月15日、和歌山市雑賀崎漁港(我々、最近ここ行ったばっかりなんですけど)を演説のために訪れた岸田文雄首相が突然乱入した男にパイプ爆弾

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【差別と逆境】満州帰りだった少年時代の赤塚不二夫が暮らした街…奈良県「大和郡山市」の“路地”を訪ねて

どんな人間でも生まれ育った環境によって理不尽な差別を受ける経験というものがある。海外ではよくある肌の色による人種差別、日本で言うところの身分制度の名残りから生じた部落差別、そうした差別で心が傷つけられて云々…という話は古今東西耳にするものだが、そんな“逆境”をむしろバネにして世の中でのし上がっていく人間だっている。 とりわけ当方が印象に残っているのが漫画家の赤塚不二夫(1935-2008)だ。昭和10(1935)年に満州(現在の中華人民共和国北京市密雲県古北口)に生まれ、敗

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【人権のふるさと】奈良県御所市に存在する「家賃2万円で住める庭付き一戸建て市営住宅」を見に行った

大阪・あべの橋から近鉄南大阪線に乗り、途中の尺土駅で御所線に乗り換え、合わせて片道1時間弱ほど電車に揺られていくと、辿り着くのは大和葛城山がそびえる金剛山地の懐に抱かれた大自然に囲まれた街「奈良県御所市」である。人口2万4千人程度しか居ない小さな街だが、一部の間では良い意味でも悪い意味でもよく知られた街でもあり、我々も何度か足を運んだことがある。 御所の中心市街地に位置する終着駅・近鉄御所駅で降りる。ここに至る「近鉄御所線」はかつて南和電気鉄道という会社が昭和初期に開業させ

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奈良県最強のアウトロー神輿が見られるムラが“顔面の入れ墨”を剥がすとき

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【奈良市の昭和】近鉄大和西大寺駅前の激レトロ物件「西大寺駅前アパート」を見物する

ごく最近、世界中に衝撃を与えた大事件が起きてしまい一般市民の生活にも暗い影を落としている、奈良市の「大和西大寺」という街。ここは大阪方面に毎日通勤・通学している奈良市民にとって非常に馴染み深い街で、駅前にある商業施設「ならファミリー」を筆頭に、日常生活を過ごす場として地元民に親しまれている。 近鉄奈良線の急行電車に乗って大阪市内から片道30分前後、大和西大寺駅で降りてホームから階段を登ったところにはこんなシャレオツなエキナカ商業施設まで整備されていて、大阪市内の繁華街にいる

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【歴史の現場】日本が誇る大政治家・安倍晋三元首相が凶弾に倒れた…奈良市「大和西大寺」を訪れる

日本国内では参議院議員通常選挙の期間中で投票日を間近にひかえていた、2022年7月8日午前11時半頃…奈良市内の近鉄大和西大寺駅前で応援演説中だった安倍晋三元首相が銃撃を受けたという衝撃的なニュースが飛び込んできた。 犯人は自作の銃を手に取り至近距離から二発撃ち込み、そのうちの一発が命中。それが致命傷となり、元首相は懸命の処置にも関わらず同日午後5時頃に死亡。僅か2年前まで我が国の内閣総理大臣を務め、二度の総理大臣経験を持ち歴代最長の在任期間を記録していた日本国における偉大

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【奈良寂寥紀行】廃墟商店街・下渕マーケットがある吉野郡大淀町「下市口」を歩く

二年続けて「コロナ禍の夏休み」となった特殊状況から人々の行動パターンがすっかり変わってしまい、とりわけ売れ行き好調なのがキャンプ用品だという話。“密”を避けて良く分からない山奥の河原に出向いて勝手にテントを張ったり、はたまたバーベキューをやらかしたりして土着民を困らせるDQNも続発しているようで、これはこれで問題アリアリなのである。 特にテレビ報道で出てきた奈良県吉野郡天川村の惨状はなかなかのものである。ここは車で大阪市内から2時間足らずで辿り着けて、お手軽な“秘境気分”を

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【長屋王の呪い】近鉄奈良線移設で変貌する平城宮跡とバブルの負の遺産「旧奈良そごう」を見に来た【ミ・ナーラ】

今からおよそ1200年前に日本の首都だったのは、平安京のあった京都、そして1300年前に日本の首都だったのは、平城京のあった奈良、そのくらい義務教育でみんな学んでいるような有名な歴史のお話も、実際に両方見比べてみると、観光資源のボリュームから都市の規模から食文化から、色々京都より見劣りしている感が強い、その事も県民自体が良く分かっているのが奈良なんですが、奈良県民が京都に抱く嫉妬心のようなものは首都圏で言うところの埼玉県民の田舎コンプレックスというよりも、日本をライバル視する

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丘の上に“旧奈良監獄”がそびえる、日本最初のハンセン病療養施設があった「奈良市東之阪町」を訪ねる

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【神の国日本】建国記念日に「橿原神宮」に行ったら右翼の街宣車が集結しまくっている件

コロナ禍で開催延期となったものの、世界的蔓延の収束の見通しが立たない中で開催自体がどうなるか不透明な東京五輪の組織委員会の会長を務めている、元首相でもある森喜朗氏の“舌禍”によって世界中が大騒ぎしているのが最近の話題のトレンドになっているわけだが、そんな森喜朗当人が総理大臣をやっていた20年前にも同じく「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国」云々口に出しちゃった、所謂『神の国発言』でウヨサヨ問わず日本中のメディアに袋叩きにされ、衆議院解散にまで追い込まれた事、ちょっと思

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【丘崎誠人】1997年・女子中学生殺人事件の舞台、奈良市の一部になってしまった謎の秘境「月ヶ瀬村」を訪ねる【田舎と村八分】

いつまで経っても終わる目処の立たないコロナ禍、最近になって全国的に感染者数が急増しだして、とうとう「第三波到来」なんて言い出している。本格的な冬の寒さを前にもうこんな状態なので、12月、1月になったらインフルエンザの流行とも重なって想像を絶する阿鼻叫喚地獄が待ち受けているのではないだろうか。考えるだけでも頭が痛い。 そういう異様な世の中に変わってしまった今、人の少ない&家賃の安い田舎に引っ越して感染リスクを減らしつつ仕事を続けられる環境を求める人々の需要が高まっている。特に

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【胸糞案件】ペドは死ななきゃ治らない…2004年「奈良小1女児殺害事件」の現場を歩く【唐揚弁当】

今から16年前の2004年11月17日、平和なはずだった奈良の住宅地を恐怖のどん底に叩き落とす出来事が起きた。当時奈良県北部、奈良市富雄地区のニュータウンで暮らしていた小学校一年生だった女子児童が、下校時に突然見知らぬ男に連れ去られ、その直後に風呂場で溺死させられた上に、殺害した女児の携帯電話でその遺体を撮影し、「娘はもらった」の一文と共に母親にメールで画像を添付して送るという鬼畜極まりない犯行…その犯人はそれから一ヶ月以上も身元を確保されず、小さな子供を持つ奈良県北部の新興

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