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歌を唄うことの大切さ


あなたは、歌を唄いますか?

歌を唄うことは、カラオケやステージで、

はたまた、ハミング(鼻歌や小声)などで

誰でも少しは唄うことがあるのではないでしょうか?

もちろん、唄うことが苦手で嫌いな人が

いらっしゃることも知っていますし、

唄わないと生きていけないわけではありません。

でも、歌とは「表現方法」の一つであり、

表現とは「自分を開放し心を出し表す」ことですから、


生きることへ直結するくらい大切なことだと

僕は思っています。

そして僕は昔から唄うことを選び

それをずっと大切にしています。

今回は、唄うことがどれだけ

私達を作ってくれることなのかを

自分の経験をもとに伝えてみたいと思います。


僕がヴォーカルをやることになった時のこと


このnoteでも、前回までに僕の歴史を綴らせてもらったのですが、

僕は元々ギターリストで、ヴォーカリストになったのは23歳の時。

都会に出てたけど鳥取に帰って来て

またデスメタルバンドをやりたいとメンバーを集めている時に、

デスメタルのヴォーカルをやってた人や

やりたいって人が全く見つからず

どうしようかと悩んでいたんですが、

「そんなにデスメタルバンドがやりたいんなら、自分が唄えばいいじゃないか!!」

と、気づいたことからでした。

それまでの僕は、ヴォーカルとしてステージに立ったことなんて

ほんのちょっとあっただけで、それも遊びの様なノリノリ曲を、

祭りで唄ったってだけのことでした。

そんな自分が、デスメタルバンドをとにかくやりたいってだけの思いから、

ヴォーカルをやってみることにしたんです。

しかも、デスメタルのヴォーカルといえば、デスヴォイス。

なんとなくだけど、聴様聴真似でやってみると、

「…まあ意外とできるじゃないか!」ってのが始まりでした。

そして、まともにヴォーカリストをやるようになったのが

しょっぱなからデスメタルバンドのヴォーカルだったため、


ちゃんとしたヴォーカルの心得を知らないままで

僕はヴォーカル人生をスタートさせていたのです。


ヴォーカルって、楽器の中で一番難しい


というわけで、誰でもやり始めはそんなものなのでしょうから

そんな体験から火が付くものであってもいいわけなんですが、

続けて行くと、どんどん場数をこなして行くと、

ヴォーカルっていう楽器が一番奥が深く

一番難しいということを、その後知ることになるのです。

唄うって、好きか嫌いかは置いといても

原則、誰でもできるじゃないですか。

上手か下手かもおいといても、幼い子でも

口ずさんだりして唄ってる。

だけど、「唄い続ける」ってのは、

最強に難しいんです。


しかも、舞台に上がって唄うとなると

プレッシャーが呼吸を安定させないし、

堂々としたパフォーマンスも

同時に披露しながら唄わないといけない。

そのため、唄い切るまで体力や気力を持たせるのが、

相当大変だったりするんですね。

特に、デスメタルというジャンルなんて、

そこがむちゃ要求されてくる、極限な音楽です。


「俺がこのシーンをメジャーにしていってやる!」ってくらいに、

「かかってこい!」って気持ちでいて、

初めて唄えることができるようなジャンルのヴォーカルです。

ヴォーカルは「自分の体と心の状態がモロに伝わってしまう生楽器」です。

それをコントロールするのが中々大変で、

コンディションによって左右されるため、

それをも吹き飛ばすくらいの

・ヴォーカルへの憧れ
・唄うことが好き
・舞台に立ちたい


って感じで、なにか強い目標があって、

それでやっと一人前のヴォーカリストになれるものだと、

僕は今でも思ってます。


ヴォーカルをやるために大切な3つのこと


そして、ヴォーカルをやるために大切なことを

3つ伝えておきます。

それは、

●誰に何を思われても、唄を聴いてほしいと思う気持ち

●今までの辛かったことや悔しかったことを経て、大切な想いを伝えたいと願う気持ち

●自分の唄で世の中の人に、夢を持ってほしいと祈る気持ち


を持つことです。

…なんか真面目過ぎですが、

でも、舞台に立って誰かにカッコイイと思ってもらいたいなら

その想いのレベルがどうであれ、

「恥ずかしさを越えてでも伝えたい」と思う気持ちがないと

唄は人の胸にまでは聴こえないのです。

それくらい、唄は誰でも唄えることなのだから

そんな簡単には届かないものなのですね。

ですし、その逆で、唄うことは

誰だってできること(覚えなくても最初から操作できる機能)なのだから、

だからこそ、「情熱」さえあれば、ちゃんと届くというものでもあるのです。

パンクロッカーが、かきむしるような唄を

ガラガラ声で唄っても、

オーディエンスが胸打たれて涙を流す。なんてこと、

当たり前なのですから。

だから、唄は「心」で唄えば、

誰でも最高の歌うたい(シンガー・ヴォーカリスト)となれるのです。

「心で唄う」とは、

カッコつけること。

下手でも堂々とやって見せること。

自分に酔い切ること。

これが、ヴォーカリストなのです。

唄が上手いとか、そんなものは

わりかし、どうでもいいものなのです。


さいごに


ヴォーカルって、存在位置的に主役の様に見えるし、

なんだかんだ言っても、上手に唄えばモテるじゃないですか。

改めてそう思えば、最高の楽器ですよね。

僕、実は、元々は(少年の頃)唄うこと大嫌いでした。

自信が無かったし、上手じゃなかったからです。

けど16歳の時に、会社のレクリエーションでカラオケに連れて行かされた時、

どうしても唄わないといけなかったため、ギターリストとして大好きだった

hideさんの曲を唄ったんです。

とにかく馬鹿デカい大声で。

それが大いにウケたことと、大きな声で唄うと音痴になりにくいことを体で実感したこと、そして

最後まで唄い切ることができた自分の中の感動がきっかけで、その後めっちゃカラオケに行くようになり、

バンド内でも、ギター弾きながら、奨んでコーラスを担当する様になっていったのです。

人はそんなちょっとしたきっかけでスイッチが入り、

人生は思わぬ展開を始めるものです。


だから、唄に自信が無くったって、そんな上手く唄えなかったって、最初は

唄うことは素敵なこと。
唄うことは楽しいこと。
唄うことは得をすること。


などの、ちょっとした感動を体験して、

まずは唄を好きになることがヴォーカルで必要な技術だと僕は思いますよ。

だから、あなただって立派なヴォーカリストに

今からだっていくらでもなれるのですよ^ ^


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