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今年の納得のいった曲。"Ave Maria (The Judgement Day)"

劇団Tremendous Circus
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ここ数年曲書いていて、一番「納得のいった」曲がこれ。
劇団Tremendous Circusの"Salome-androgynos-(両性具有)"サントラ曲の
"Ave Maria (The Judgement Day)"ですねぇ。

このサントラは、元は2018年に上演されたサロメの再演ですので、2019年版のSalome-androgynos-も2018年版のサントラの曲はそのままに、2019年分の追加曲のみ俺が書いたというものです。
(2018年のサントラは俺は関わってません。なぜか出演はしてましたがw)

で、このAve Mariaも元々は別アレンジが存在して、これのバージョンはあくまでも「リミックス」のようなものなのですが。
俺としてはこのバージョンが一番しっくり来てます。達成感ありますねぇ。

オーケストレーションの壮大さがちょうどいいのと、ギター・ソロが人生で一番良く弾けた気がします。

仕事でギターを弾く時に、ギターソロを任されると、大概クライアントは
「バカテクの超速弾きを入れてください!」って言うんですよ。俺、そこまでテクニックないんですけどねw
そんで、実際弾く曲を送ってもらうと、どう考えても「曲が速弾きを必要としていない」パターンが多いんです。というか95%が速弾きいらない曲です。

大抵の場合クライアントとちゃんと話し合って落とし所を見つけるんですけど、そういうギターソロはバカテク速弾きがすべて!とかいうのが俺は大嫌いでしてw
それよりも、音楽を引き立てるギターが大事でしょうよ!と。

なので、とにかくギターを歌わせよう…心が伝わるギターを弾こう…。
というのを大事に考えて弾きました。
いわば「このギターで絶対観客に涙を流させるんだ。」という気持ちで弾きました。
いや、ギターに限らず和声の組み方もそう思って組み立てました。

実際に泣かなかった客もいるでしょうけど、まぁ俺の中ではそういう心を大事にして作ったので、思い入れが深いのと。今の俺が到達できる限界まではやれたと思います。

来年はこれを越えなきゃいかんのですよ。だから、作曲の仕事を俺に寄越せ。

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