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パパの仕事って何なんでしょね?

お出かけの帰り、娘と話してたんですよ。

「パパの会社って電気屋さんなんでしょ??」
そうだよ、パパは電気屋さんだよ。
「パパは電気を直しているの?」
いいや、パパはテレビとかは直せないなあ。
「じゃあ電気がつかなくなったら直してくれるの?」
そうだね。パパの会社の人はそういうことが出来るね。
「じゃあパパのお仕事って何??」
んー・・・??そう言われてみると説明しづらいなあ。。
「パパって社長さんなんでしょ?」
うん、まあそうだね。
「社長さんってなんの仕事するの??」
えーと・・・◯◯ちゃんのパパ(部下)にこういうお仕事してねってお願いしたりとか・・・かなあ?
「じゃあパパは電気直さないの?」
んー・・・昔はやってたけど、今はやってないなあ・・・?
「じゃあパパはお仕事サボってるの??だめだよサボっちゃ!!」
(まあサボってるっちゃあサボってると言えなくもない・・・)

という訳でですね、娘に自分の仕事をどう説明したものか迷ったんですよ。
娘は小学二年生で、授業などでも取り上げられるからか、段々と親の仕事というものに興味を持ち始めたみたいなんですね。
それはとてもいいことだと思うんですよ。

が。

世間一般のお父さんは何なら自分が学校に行くより早く朝仕事に出て夕方返ってくるわけですけど、私はと言えば呑気に娘を見送ってから朝の洗い物を少し片付けてのんびりと会社に向かうわけですね。
日によっては昼過ぎくらいに家に戻って昼食とってまた出かけたりとか。
一度も出社せずに自室にこもって作業をしたりオンラインMTGをしたりなどもあります。
そもそも就労時間などという概念もないですから、何時に出社しようが何時に帰ろうが自由なわけです。
しかしやはり子供にはそんな事情はわかりませんから父の仕事は謎に包まれているわけです。

◯◯くんのお父さんはパンを作って売っている。××ちゃんのお父さんは警察官だ。△△くんのお母さんはスーパーでレジを打つお仕事をしている。さてうちのパパは・・・?
子供に経営の概念を説明するのが非常に難解でして。
何ならソファに転がりながらスマホをポチポチやって仕事の指示を出してたりすることもあるわけじゃないですか。決裁作業とか指示出しのメールなんてスマホひとつでどうにでもなっちゃったりするわけで。
そんで夜になるとのこのこ出かけてお付き合いの名のもとにお酒を飲んで美味しいご飯を食べて、子供が寝る直前とか寝たあとに帰って来るわけです。
これは営業というか渉外活動というか、企業運営にとっては大切な仕事だったりもするわけですけど、さあどう説明したものか。
お金のやりくりをしたり、経営方針の策定・チェック・改善、採用活動なんかは子供にどう説明したものか。

パパはねえ、パパの会社の人がお仕事をすることが出来る場所を作っているんだよ。

ふーんとだけ答えておやつを食べ始めた娘に、果たしてどれくらい伝わったものなんでしょうかねえ。
プレーヤーをやらなくなった今、自分の社会への価値提供はできているつもりではあるものの、伝えるのがとても難しいですね。
娘に説明できるようになれば、自社の従業員相手にも胸を張って自分の仕事を認めさせることが出来るようになるのかなあ。
そんなことを考えながら、当社の年度最後の日を静かに終えようと思います。
さあ明日からまた頑張ろう。

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