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【無理】#30DaysFilmChallenge DAY9

スピルバーグ監督&総指揮作品が軒並み苦手。

今回のお題「評判は良いけど自分は苦手って思う作品」の候補を挙げてみたら、ほとんどスティーブン・スピルバーグの監督作品、あるいは制作総指揮として絡んでいる作品だらけになった。『ジョーズ』、『未知との遭遇』、『インディ・ジョーンズ』シリーズ、『ジュラシック・パーク』シリーズ、『グレムリン』シリーズ、『グーニーズ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ、『トランスフォーマー』シリーズ…といった人気作品・シリーズがことごとく「苦手」だ。スピルバーグが作品に好んで取り入れる要素…「暗がりに強い光」「散らかった部屋」「巻き込まれる子供たち」「何だか上手くいってない家庭」「子供の気持ちを全く理解できない親」「異種族・異文化との邂逅」「驚きのあまり目を見張ったまま硬直」…といったものに、「子供の頃、いろいろあった人なんだろうなあ」と都度感じさせられてしまうので、どうにもしんどくなってしまうのだ。もっとも、そういった点が多くの人の共感を呼び起こして「評判」を呼ぶのだろうけれど、これは「スピルバーグの世界観」にハマらない人だっているんだぞ!という言わば『マイノリティ・リポート』である。

評判は良いけど自分は苦手って思う作品

そんな大の「苦手」スティーブン・スピルバーグ監督作品の中でもダントツに苦手(=え、ホンマにええと思てんの?全然分からんわ。いやいや何がええとか説明してくれんでもいいし、生理的に受け付けへんねん。大体、何や知らんけど、全体的に暗いねん…と、誰にも言ったことはないので言わないでおこう…書いてしまったけれど)な作品はコチラ。

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「少年エリオットと地球に取り残された異星人E.T.が心通わせる姿を描いたSFファンタジー」…時を経て、何だかハートウォーミングな家族モノみたいな色まで付いてシレッと数えられてしまっていますけれど、個人的には無理無理無理無理無理無理…と、言い続けます。エリオット少年と「E.T.」は心を通わせたみたいになってますけど、実際のところココロ許してへんからね。だってどれだけ仲良くなっても呼び名が「Extra-Terrestrial=地球外」ですからね。どこかで共棲共存のできない生物同士だと分かって付き合ってますからね!そもそもエリオット、笑うのはわずかでほとんど不安に苛まれた表情、憂鬱な表情をしていませんか?(そういう印象が強いだけ?)

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劣化版「あらいぐまラスカル」(言い過ぎ)。

この作品が公開された当時(1982年)、例の「自転車カゴ載せ」の絵面を目にしたボクが単純想起したのは、テレビアニメ、世界名作劇場の『あらいぐまラスカル』(1977年)でした…「ずっと一緒にはいられないカリソメの友達を自転車のカゴに入れる、晴れない表情の男の子とその周辺の話」…ほぼほぼ設定パクってるやん!と、ココロの中でツッコミを入れたことを覚えております。

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出会いから別れまでを52話もかけているわけですが、スターリング少年はあらいぐまに「ラスカル」と名前を付けました。もう一度言いますが、エリオット少年は「地球外」呼ばわりのまま別れましたからね。どこに共感の接点を見出せと言うんだい?スティーブン。37年ぶりの続編映像でも、エリオット役のヘンリー・トーマスが相変わらず冴えない表情をしているのは、「やっぱりちゃんとした呼び名を付けた方が良かったなあ」と思っているからなのかもしれません。しかし、彼は「ラスカル」的なネームを付けられなかったのです。当時取り除けなかった「地球外」への警戒心が子を持つ年齢になって際立ってしまっています(知らんけど)

それと何より…「E.T.」の造形がただただキモチ悪い。!

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そりゃあ、エリオットも心のどこかで躊躇するわな…というわけで、この「苦手」な作品(ダメとは言っていないし、世間の評価が高いことについてどうと言うわけでもない。ただ、個人的には無理!受け付けないと言っているだけ)…の中で、唯一共感できるシーンはこちら、ドリュー・バリモアが叫ぶところ…

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…分かるわあ。





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