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季節と共に生きる暮らし方

全国的に集中豪雨など梅雨の残滓を感じる今日この頃ですが、地方によっては蝉も鳴き始めている頃ではないでしょうか。

服装もより涼しい軽装に傾いている時期ですが、子供の頃は当たり前のように身につけていた”半ズボン”も歳を重ねるに連れてやや抵抗感が現れています。

毎年梅雨くらいから暑くなってくると「半ズボンをいつから履くか」という問題に直面するのですが、私の中で一つ明確な線引きを決めています。

というのも「まだ夏本番前なのに今から一番涼しい格好をしてしまうと夏本番を耐えられないのでは」という不安を抱えてしまうからです。

私が半ズボンを履き始めるタイミングは「蝉が鳴き始めたら」というポリシーに基づいています。

一見くだらないものに見えますが、これがなかなか心地よいもので、気温という「数字」、梅雨前線という「気象学」などの科学に基づく指標ではなく、「蝉が鳴き始めたら半ズボンを解禁する」という「自然現象に自らのライフスタイルを委ねる」形が江戸時代以前のような本来の意味での「文化的な暮らし」を感じさせ、現代社会の息苦しさから少しだけ解き放たれたような気持ちよさを感じられます。

ちっぽけな事でいいので、生活の中に「自然を基準に決める」というポイントを持つと、何かひとつ気持ちが楽になるような気がするのでおすすめです。

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