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「考具」をUIデザインに生かす

はじめに

頑張って月に1冊は本を読みたい。
そんな思いで、読んだ本の感想や学びをnoteでまとめていきます。
まとめ方は本を読んだ感想+UIデザインでの使い方や繋がりを中心に考えていきます!

記念すべき1冊目は以前から気になっていた考え方を学べる本
考具」を読んでみました。

今回は読書会という形で、BONOでほかのメンバーの意見を聞く機会があったので、そちらで感じたことも少し取り入れてまとめていきます。

感想

本を読んで自分の中で印象に残ったことと学びをまとめていきます。

やってしまいがち「手段の目的化」

自分がやりがちなことNo.1「手段の目的化」
大事なことは、まず目的を明確にすることです。

考具(=考えるための道具)を20個程紹介している本書は、アイデアを出す方法を紹介しています。
でもそれは手段であって、目的ではありません
アイデアを出すということ自体は目的を達成するための方法を考える「手段」にすぎません。

だから途中で作業をやめてもOK
最後までやる必要なんてない
なぜなら、目的は達成されたのだから

ドキッとしてしまったところです。
無意識にやってしまいがちなミス。

意外と真面目なところがあって最後までやり切りたい。完成させたい。
そう思ってしまうことがありますが、手段が目的になってしまっている典型例でした。

そんなときには思い切って捨ててみる。
柔軟な考え方ができることこそアイデアマンなのかもしれません。

日々の「インプット&アウトプット」の重要性

考具はアイデアを出す・考えるという観点からアウトプット重視の方法が多いと思いきや、実はインプットの重要性を訴えています。

フローで表すと

頭の中にある「情報」を呼び起こしてアイデアをだす。(アウトプット)

頭の中に呼び出す対象の「情報」があることが重要。

日々いつでも引き出すことができる情報のストックを用意せよ!(インプット)

ということです。

当たり前のことですが、インプットありきのアウトプットです。

人は考えていたことをすぐ忘れてしまうので、ちょっとしたことでもメモをするようにして、常にアウトプットすることも意識しておきたいです。

アウトプットしなければ、ないのと同じになってしまう可能性もあるので、「どこかに書いた」という記憶を残す意味でも、メモすることは大事だと思いました。

「新しい」は組み合わせ

新しいというのは真新しさではなく、既存のアイデアの新しい組み合わせ。」
今まで新しいものを考えるときに、世界のどこにもない画期的なことを考えないとならない!と思っていました。
だからいい考えが浮かばないなぁと思ったりして…

でも実際、世の中で生まれる新しいものはそんなものばかりではない、ということに気付かされました。

だからこそ小さな違いも大切にする

今までは一緒くたにしてしまうくらい小さな違いも、実は新しい組み合わせになっていたり、新しいものに繋がる手掛かりになるかもしれない。

そんな意識を持つことが大切だと思いました。

デザインでは色、シェイプ、形などさまざまなバリエーションを作ることができます。
何パターンも似たようなものをつくることもありますが、小さな違いもそれぞれを比較して、どうして良いと感じたか?を考え言語化する癖をつけていきたいです!

学び(UI関連)

ここからはUIデザインをするうえで役立ちそうだと思った考え方や方法をまとめてみます。

わがまま→思いやり

UIデザインをする際に、最初に考えてしまいがちなこと。
「ユーザーにとって使いやすいのはどんなデザインか?」

大切なことです。
でも「わがまま→思いやり」の考え方は、これを考えるのは自分の意見の後、という考え方です。

まずは「自分がどうしたいか?」
このわがままってとても重要だと思います。

・どうしてそう思ったのか?
・どうしたら解決できるのか?
・なにがしたいのか?

このようにいくつもの疑問が生まれ、自分の中で解決策を模索していく。
そしてそれが「ユーザーにとって本当に必要なことか?」を検証して、適応させていく。

このフローがとても重要なのではないか?と思いました。

ユーザー視点を持つことは大事ですが、熱意ある主体性もサービスを良くするのに必要な要素だと感じました。

インプットの重要性

上述したように、インプットは重要です。

「目で見たデザイン以上のものを作ることはできない。」
カイさんが何度も動画で話していることです。

ただ見るだけではなく、インプットの方法も工夫するだけで、レベルの高い知識として積み重なっていくと思います。

日々のインプットがデザインの構造や表現に直結するところなので、継続してインプットしていきます!

意見の集約で使える「マンダラート」

大谷翔平選手が使ってたマンダラーチャート

出典:https://www.kaonavi.jp/dictionary/otanishohei_mokuhyosetteisheet/

内から外に向けて要素を拡げて、それを組み合わせて目標を具体的に立てています。
大谷選手の利用していたものは9×9マスですが、マンダラートは3×3で始めることができます。

これは要件定義で使えそうなので、ユースケースやコンセプトを考える際に、使ってみたいと思います。

要件の定義では、自分が想定しているユースケース→コンセプトを定義していくことになるため、半強制的な拡げ方をすることで、見落としがちな要素もカバーできそうだと感じました。

また、拡げた要素をコンセプトとして集約させていく際にも、マスに収まるようにまとめることで、要素を組み合わせたり、体系的な理解に繋がる使い方もできるのではないかと思っています。

アイデアを拡げる・まとめるの両方に使えるとても有能な手法なので、使えるよう訓練していきたいです!

まとめ

読み返すと、今回学んだことをアウトプット、とにかく書く!!!!と意識した結果、頭の中の思考を言語化する難しさといかに自分の頭の中がぐちゃぐちゃな思考なのかを実感しました。

「考具」はアイデアを出すときや、行き詰ってどうしよう?と悩んでいるときに、新たな道を示してくれるような本でした。

今日からちょっとの考えでもメモする癖をつけて、アウトプットしていこうと思いました!

学んだことをやりたいことに意識して生かしていくように実践します。

おしまい。

notionのメモ↓

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