第16回書き出し祭りの全体的な感想

はじめに

まずは、参加した皆様。読んだ皆様。感想やFAをお書きになられた皆様。
本当にお疲れ様でした。
今回、私は不参加で感想に専念する形を取らせてもらいましたが、結果などを見て色々勉強になるところも多かったので
今回も会場ごとに、またお祭り全体の感想を書かせてもらおうと思います。
また、感想依頼対応のほうが遅くなり誠に申し訳ありませんでした……。

祭り全体の感想

まず最初に思ったのは……。
作品の期限切れ未提出の方がかなりいらっしゃったことでしょうか。
(5名でしたか)
ほんと、運営さんに「ほうれんそう」をしてあげてください。

出せなくなったり、棄権することは仕方ないと思います。
体調不良やスランプ、環境変化など色々あると思いますので。
(作家目指すならあれだけ期間あって最大4000文字の書き出しぐらい書けなきゃダメだよってのも一理あるとは思いますが)

無理なら本当に連絡してあげてください。

今回リザーバーの方が即時出せる原稿を用意してたのでなんとかなりましたが、これは書き出し祭りという特殊フィールドだから成り立ってるところもありますので。

何かあったら、本当に運営さんへ連絡をしてあげてください。
(何度でもいう)



次に『全作品にポイントが入ってる』という点ですね。
いや、まじで0ポイントって凹む案件だと思うので、一人でも25作品から3つに選んでくれる人がいるってめっちゃ大事なんですよね。

もちろん、これはポイント入らないかも……みたいな作品にポイントを入れてあげましょうみたいなふざけた意見ではないのでご注意を。

そうではなく、このポイントを入れてくれる人の多様性があるからこそ
書き出し祭りは素晴らしい企画なのだと改めて実感できる点だと思って要るというお話です。

あと、全会場において「100票以上投票があった」ってのも大事かなと
第1が129
第2が113
第3が102
第4が104

第1会場が抜けて多いのは、まぁいつものことな感じがありますが
第2会場が多かったのも良かったですね……。
逆に第3・4がちょっと少ないのがなかなか難しいところを感じます。



最後に「TSがめっちゃ強かった
いや、これはびっくりしました。
TSって要素が強いってのは理解しておりますし、結構今回の書き出し祭りの作品でも要素として取り込んでる作品が多かったなとは思っていましたが、
ここまで結果にダイレクトに出てくるとは思いませんでした。
詳細は各会場での感想で書こうと思いますが、TSという要素が今回の投票結果においてとても大事な点だったのは事実だったかと思います。

では、全体の感想はここまでにして第1会場から見ていきましょう。



第1会場

第1会場結果
投票先

個人的にですが、各会場のイメージがあって
第1会場は「勢い」です。
第1会場は提出できる時間になった時に即時提出できる人たち、ある意味ガチ勢が入る会場です。
なので、すでに原稿が完成している。
もしくはまずは早く出して落ち着きたいって感じが強いイメージがあります。
また、会場的に読まれやすいので、実験作的なことをやる人も多いイメージです。

さて、票で見ると面白いのは、1位票です。
二桁以上集めてる作品と、5・6票集めてる作品、0~2票の作品ってある意味きれいに分かれてるんですよね。
(唯一の例外は『リカちゃんの人形』)
そういう意味では結構好みが分かれやすい会場だったのかもしれません。
少なくとも、5・6票集めてる作品以上は、読者の心の刺し所をうまくつかんだ作品だと言えると思います。

一方で2・3位票はかなり分散してるので、作品クオリティ等で考えるとかなり混戦だったとも言えるかと思います。


まず、1位である1-08 『元勇者の俺が魔王少女に転生した話 ~今世は女の子として“世界征服”目指します!
から行きましょう。

詳細は感想記事上げてるので、省きますが
あらすじ・タイトルから予想できるイメージから外れないのはやはり正義です。
長文タイトルの強みはまさにここです。
あと作品クオリティが非常に高いのはもちろんですが、TSという要素が強かった実例の一つだと思います。

ついで1-09『超天才おかしいイケメン幼馴染の、遺書の通りに生きてみた。
1-19 『正義な推しアイドルに更生を迫られてる俺だけど世界征服は諦めたくない!
どちらもタイトルでの内容が裏切られない本文でしたね。

正義な推しアイドルに更生を迫られてる俺だけど世界征服は諦めたくない!』は見事な言葉の掛け合いでしたね。世界征服の話はまだでてきてませんが、推しアイドルに介錯頼んでしまう恥ずかしさはそれだけで死ねそうです。


さて面白いのは1-05 『リカちゃんの人形
一位票は8なのですが、2・3位票が非常に多いケースです。
これはやはり主人公である東田コウキのキャラがちょっと引く人が多かったのかもしれません。
一方で、リカちゃんに振り回されるのが予想できる逆ざまぁというべき書き出しであること。そして高い文章力や歪んだ恋愛物語が受けたのだと思います。

方向性では1-12『豊穣のぬりかべさん』も1位ではなく2・3位票で伸びた作品です。
設定では借金抱えてたりすんですけれど、明るい・ほのぼの系の雰囲気が良かったのと、前回の書き出し祭りで強かったあやかし系ですね。
お仕事系というか農業の要素もよかったのかもしれません。

1-10 『終活ゴブリンは実はこれ面白いけれど伸びにくいやつなのでは……と思ってたのですが、結果で見れば5位と素晴らしい結果でした。
この辺がなかなか読みきれないところですね……。



上げてないところで好きだったのは
票に入れさせていただいたのは
1-15『ポルターガイスト@セッション
音楽小説好きとしてはこれは強かったです。
ポルターガイストで音を鳴らすって発想が実に素晴らしい。

1-13『深海の舞台で死に至る
こちらは表現力がやばい作品でした。
タイトルも好きなんですよね。
ジャンル好きってのもありますが、実に魅力的な書き出しだったと思います。

ツイートで挙げさせてもらったのは下の作品です。
1-06 『淡い輪郭
1-14 『呪いはマナを、やぶれない~復讐したい闇堕ち元王妃は、偽りの家族愛に屈しないっ!~
1-16 『ニア・オートマトン・フランケンシュタイン
1-17『My genius
1-18『美人の国

呪いはマナを、やぶれない~復讐したい闇堕ち元王妃は、偽りの家族愛に屈しないっ!~』が伸びなかったのはもう少しライトな展開を考えてた人が多かったのかなぁと。
でも好きな作品です。

第2会場

第2会場結果
投票先

さて、第2会場。
ここのイメージは「技巧派」です。最速で出す訳では無いけれど、早めに出せる人たちなので割と安定しており技術力は高いイメージです。
そして、慌てる方々ではないので独自のスタイルを確立して持っている方が多いってのが過去回を含めての印象ですね

ここでも、TSが強いのがわかりますね。
第3位である2-12『ややこしい『てんせい』』は女性から男性のTSです。
タイトルでもややこしいって入っている通りかなりややこしい設定ですが、
これだけの票を集める力があるってことは非常に高いレベルにある作品だとと言わざるをえないと思います。

一方で第10位である2-23『ティエスちゃんは中隊長』は男性から女性のTSですね。
票を見ると、『ややこしい『てんせい』』に1位票を入れた方がそのまま『ティエスちゃんは中隊長』に2もしくは3位票入れたんじゃないかと思う数字になってます。
そういえば今更気づいたのですが『ティエスちゃんは中隊長』のティエスちゃんって、TSちゃんってことなんですね。
(本当に今更)

そんな中で、1位を取ったのは2-01『お狐さんとロボ嫁さん。
私も票を入れさせていただきましたが、どっちかが人ではない恋愛系ってのはよくありますが、両方ってのは実に珍しいですし、そのどちらもボロボロで終りが近い者たちってのが本当に素晴らしいんですよね。
会場の最初の作品が良いとその会場全体の期待値が上がるってのは昔言ってたと思いますが、それを体現された01番だったと思います。

ついで、2-15『完全犯罪Dreamer
文章力・展開では化け物というべき作品でした。
正直票を入れるか、めっちゃ悩んだのですが、
どうしてもここから先に話が続きそうにないと思ってしまったこと。
そこから読むと、色々とお話に荒さが見えたので泣く泣く外しました。
(続きありますって言われてたら土下座案件でした)

まぁ、結果がこれなのでわたしの懸念なんてお恥ずかしい邪推と言うしかありませんでした。


票を入れさせていただいたのでは
2-18『平成真っ只中、おしまい、ノストラダムスでレインボー。
まさにテクニカルで独自色が強い第2会場の代名詞というべきような作品だったと思います。
個人的に惜しかったのは、タイトルです。
どうしても書き出し祭りだと、タイトルの意味回収をやっておくほうが伸びやすいんですよね。
ちょっとわかりにくい・意味不明になりやすいタイトルだったのが伸びきれなかった理由のひとつな気がします。

2-25『吸血鬼の杉宮さんは、俺の血をちゅーちゅー吸っていたい。
は本当に良い直球系のラブコメだと思ったのですが……。
ちょっとテンポが早かったのかしら……。

ラブコメ系だと2-02『湯レッジっ!!! -Yu-llege-があったのもあるのかもしれませんね。
漫画の「ぐらんぶる」っぽさを感じるノリで好きな作品ではありました。

ツイートで挙げさせてもらった作品では
2-05 『やさおとモンモン
2-08 『心の中のパペッティア
2-10『悪女代打のダリアは淫魔 〜淫魔に淑女のフリはムリですっ!〜
2-22『これから大好きになる彼女は叔母さんで年下で
辺りになります。


第3会場

第3会場結果
投票先

ようやく半分。
さて、今回魔境だの地獄だのめちゃくちゃ言われており、超激戦区だと思われてた第3会場になります。
私の歴代第3会場のイメージは「本格派」
下手すると最終日まで推敲されたりする第3会場は非常にクオリティが高いことが多いイメージです。
また、文芸・web向けでも正統派の作品を持ってこられることが多いので、とりあえず書き出し祭りは第3会場から読むってのはありだと思います。

しかし今回は本当にハイレベルでした。
実際、2・3位票でみると分散して色んな作品に入っていることからも、激戦区だったことは見えてきますし。
この会場の投票にはめちゃ悩まされた方も多かったのではないでしょうか。

そんな第3会場を制したのは3-02『毎日僕をイジメていたガキ大将の男の子がTSしました。
1位票は驚異の21。
TS旋風恐るべしと言うしかないでしょう。
TSはTSでもヒロインがTSと言うのはこの作品だけでしたね。
ある意味オンリーワンの強みを持ってたのもこの1位票の多さの理由ではないかと思います。
また、タイトル通りの展開であったのも特徴です。やはり直球は強いです。

一方で3-11『レディ・プリンスは偽りだらけは10位とやや票を取り切れなきれなかった印象です。
一時的なTSであったりしたところが原因でしょうか。
TSにお詳しい方、ぜひとも助言がほしいところです。

2位には私も票を入れさせていただいた
3-14『ネイビーカラード・モダンガール』が入りました。
1位票は少し少なめですが、2・3位票をがっつり取ってきました。
まんべんなく取ってハイスコアになる作品はまじで名作の卵なのでぜひ作者さんには頑張っていただきたい所。
ビルマ舞台なのが適当だったのがちょっと残念でしたが、資料見つかったらしいので応援しております。

3位は3-10『ねこ ~未知なる王国を目指して~
ネコは強いんですよ。前回の書き出し祭りでネコの作品書いて会場5位に入った私が保証します。
猫は偉大である。崇めよ。

4位の3-09『走れ、敗者復活線!も実に素晴らしい作品でした。
キャラ文芸・ライト文芸系、お仕事系小説の書き出しとして非常にうまい作品でした。
ジャンル的に珍しかったのもあったのか1位票が二桁入っているのもこの作品の強さを証明しているのではないでしょうか。

5位の3-07『ドヤ街からの異世界進出 ~手配師から侯爵兼副社長へ~
はちょっと驚いてます。
かなり主人公の性格も、ストーリーも癖がある作品だと思ってたので、この結果は色々勉強になるなと思ってたり。
とは言え、票を入れた方のご意見を聞きたい作品の一つです。


さて、票を入れさせてもらったのは、3-01『あの夏に君がいる
この終盤でのたたき込み方が実にツボに入った作品なのですが、
あらすじでも明かされていないことだったので、ちょっと思っていた作品とは違ったと思ってしまった人がいたのかなと思います。

もう一つは3-19『婿入りの宴
私好みのホラーでしたので、もう個人的にはそれだけで大満足なのですが。書き出し祭りとしてみてしまうとホラーってやはり難しいなと。
最初にアレな儀式シーンを入れることで冒頭から強めに攻めて、そこから主人公の説明パートになるわけですが、これはこれで完璧な流れをしています。
本音を言うのであれば個人的には儀式シーンでもう少し文章を増やすか、いっその事全カットして冒頭は主人公の周辺の説明だけで行きたいところです。
ただ、それすると文字数として書き出し祭りとして盛り上がりが取れないか、説明不足になってしまうんですよね。

なので、書き出し祭りとしてはこうするしかなかったよなぁと思うわけで。
結局最適解だったとは思うのです。ホラーの難しさを改めて実感いたしました。


それ以外でツイートで挙げた好きな作品は以下の通り

3-03 『ルゼの喝采、あるいはファランディールの偽典
3-04 『呪われた厄災令嬢は幸運王子の【お守り】です!〜外堀陥没で溺愛ルートのできあがり〜
3-05『家出王子の世直し旅 〜幼女剣聖を添えて〜
3-06『自律式可動人形のとっておき
3-08 『Boy Meets Hemorrhoids
3-13 『三文小説家、華の帝都の闇に墜つ
3-17 『皇后筆頭候補(代理) は、“粛正皇帝”の最愛を求めない。
3-20 『ゴミの王vs透明人間
3-21 『駄菓子屋主人のエテルナちゃん
3-22 『油彩『或る女の屍』
3-24 『影の令嬢は、しらない間に愛をしる
3-25 『星降る夜に嘘をつく

いや、多いですね(
でもそれぐらい、本当に良い作品揃いだったんですよ。
点数があまり伸びなかった……って人もいらっしゃるとは思いますが、この会場に関しては本当に仕方ないところがあったと思います。

一点追記。
3-17 『皇后筆頭候補(代理) は、“粛正皇帝”の最愛を求めない。 』が伸びきれなかった理由がちょっとわからないんですよね……。
(Twitterなどの感想では割と好評だったと思う)
バディ物なのか、恋愛物なのかどっちつかずになってる印象はあったんですが、あれは多分両取り狙いなんですよって言われたらその通りですし、そういう関係性から進むってのはよくある話ですし。
お詳しい人、ぜひ教えてほしいところです。


第4会場

第4会場結果
投票先

まずは、見てください。
投票先と上位順位がドンピシャです!(

とは言え、この会場は結構順位読みしやすかった会場ではないでしょうか。
当ててる人結構いましたからね。

なお第4会場のイメージは、「魔境・なんでもアリ」です。
最終日でも締め切りぎりぎりに提出する、もしくはリザーバー依存のためどうしても、あらすじがおかしい・ないなどの荒削りな所がある作品が多いイメージです。
一方で、ギリギリまで煮詰めた凄いアイデアやとんでもない出来の作品が出てくることもあり、まさに此処こそが書き出し祭りの醍醐味であるという事も言えるかもしれません。

結果で見てみると1位票をしっかり取ってる作品が上位に。
下の順位の方の作品は1位票がない作品が多いということになっております。

では早速。
会場1位、そして総合優勝の4-16『花旦秘華物語 ~後宮で国一番の女優を目指します~
まずは優勝おめでとうございます。

この作品は過去の書き出し祭りと比較してもトップクラスに描写表現・文章力が飛び抜けていた作品です。
強いて言うなら読みづらさだけがネックだったのですが、この読みづらさこそがこの作品の雰囲気と魅力を生み出していました。

いやはや本当に素晴らしい作品でした。


続いて、4-09ノベルデュエル・ブリーダーズ2
多分、今回の書き出し祭りにおける一番の問題児だったと思います。

この作品がやばいのは、間違いなくこれは書き出し祭りの参加者や作家側をメタにした身内ネタ作品なのですが、
一方でこれはいわゆるポケモン・デジモン・メダロットのような非常に人気がある作品が存在するバディバトル物なのです。
そして、めっちゃ高い文章力と面白い鳴き声などのアイデアでそれを表現しているというネタを全力でやったガチ作品なのです。

ちょっとジャンルが違いますが、非常に上手いJoke SCPみたいなもんです。
真似はしないように。普通の人がやると絶対スベります。

実は一部の人と話したのですが、これが1位だったらやばいよなぁと思ってました。
理由はどうあれど、完全に身内臭が出てしまいますからね。
そういう意味では『花旦秘華物語 ~後宮で国一番の女優を目指します~』が1位で本当に良かったなと。



3位は、4-03『婿養子先はド田舎でした ~都会っ子伯爵子息の、婚約者が居るから頑張れる畜農奮闘~
これはだいぶ上で言っていたタイトルあらすじを裏切らないという伸びやすい作品特徴をまさに表現された作品です。

書き出し祭りは、実は票が伸びるほど、結果が変わっていきます。
それは当然で、まず入れるのは参加者、つまり書き手なので、書き手好みな玄人よりの作品が初動では強いです。
しかし、トータルの票が増えるということは書き手ではない読み手の方が増えてきます。
そうなると、実際の市場やランキングに近い感じの順位へと変わっていくのです。

つまり、初動だけで言うならば身内ネタである『ノベルデュエル・ブリーダーズ2』が強くなりますし。
トータルの票が伸びれば伸びるほど『婿養子先はド田舎でした ~都会っ子伯爵子息の、婚約者が居るから頑張れる畜農奮闘~』のような作品が伸びてくることになるわけです。

もう少し票があれば逆転もあり得たかもしれませんね。



4位は4-14 『竜操令嬢アルメリア〜小悪党令嬢とドラゴンレース〜
あらすじがないので不安な面もありましたが、いやはや実に良い作品でした。
この凸凹コンビによる掛け合いってやっぱりどんな作品でもウケやすい要素なんですよね。
締めで、簀巻きになりながらセリフを喋ってる令嬢の姿は想像すると笑いが止まらなかったです。

そしてもう一つ。
4-17『癒しの力を使えない聖女ですが、ガチヲタゆえ【漫画スキル】で奮闘しますぞッ!
濃い! 濃すぎますわ!!
千影のキャラが完全に創作物におけるガチヲタ女性なので、これはウケるかシラケるかの二極化だと思っておりましたが、ウケる方向に行きましたね。
ある意味、タイトル・あらすじ通りの物語であったことも良かった一因かと思ってたり。

さて、ツイートで挙げた残りの好きな作品は次の通り。
4-04 『新しい扉を開いたら
4-05 『君が歌う、僕の詩
4-06 『Heaven's GRAVITY
4-07 『もしもわたしがあなたなら ~If AI were YU~
4-11 『旅に出た。世界を巡った。君より素敵な人はいなかった。
4-18 『蛇婚姻譚-hebinoharakara-
4-25 『あなたを呪いたかったんじゃないの


最後に

さて、参加された方はいかがだったでしょうか。
満足される結果だったでしょうか、それとも悔いの残る結果だったでしょうか。

書き出し祭りはただ作品を出すだけで終わる企画ではありません。
作者間の交流もそうですし、作品の感想・アドバイスがもらいやすい企画です。
また、順位という形で結果がはっきり見えてしまうある意味きつい企画でもあります。

参加したことで、今回の作品の反省や、改善点が見つかればそれは良いことですし、評価された作品をそのまま連載されれば書籍化なんてこともあると思います。
一方で、書き出し祭りでは回数を重ねたことによるのかはわかりませんが
評価を得やすい書き方と言うか攻略法みたいなものがあるような気はしてます。
それがいわゆる書籍化や公募なんかでそのままで使えるかと言われると怪しいですが、テクニックは学ぶに越したことはないです。
(例えば書籍の書き出しなんかはもっとゆっくり気味なのも普通にあります。どんなジャンルや作品でも書き出し祭りレベルで早くする必要はないと思ってたり。一方で序盤の話の組み立て方や余計な部分の削ぎ落とし方なんかは非常に勉強になります)

せっかく参加したのですから、何か得るものがあれば参加した意味もあると思います。
そしてそれを活かしてぜひ今回の作品の続きや新しい作品を書いてもらいたいと思います。

次回の書き出し祭りは年末年始らしいです。また面白い作品が読めると思うと楽しみで仕方ないです。
また、今回及び過去の書き出し祭りで上位に入った猛者達による書き出しコロシアムという企画も行われる予定です。

一応、両方参加したいかなとは思っておりますが、予定は未定です。
もし参加した時は是非お手柔らかに。
私も所詮、会場トップを取ったことのないよわよわ作家でしかありませんので。

ここまで長々と読んでいただき誠にありがとうございました。
この記事が皆様のお役に立てば幸いです。

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