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【地盤調査】

前回はちょっとハードでした
やっぱ数字を覚えるのは辛い
でも、そういうとこで差がつくのが「施工」です。
大枠を掴んで仕組みを理解したら、あとは語呂合わせでもいいので、何がなんでも覚えましょう。

概要

さて、今回は「 地盤調査」です。
本来は設計段階よりも前に行う調査なので、流れから言うと一番最初なんですが、次の「土工事・山留工事」に繋げるために、あえてここに持ってきました。

「地盤調査」は設計前に行います。
何のために実施するのかと言えば、建物を安全に建てるための基礎をどうやって支持するかを決定するためです。
しかし、いくら現地を見に行っても土の中は見えませんので、業者さんに調査を依頼します。

一番知りたいのは「地盤の強さ」とその「深さ」
どのくらいの「深さ」にこれから建てる建物を支え得る「地盤の強さ」を持った地層があるのかが分かれば、基礎の方式を決定できます。
その地層が浅ければ「直接基礎」、深すぎたら「杭基礎」という具合です。

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(↑直接基礎と杭基礎 出典:建築学生が学ぶ構造力学)

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(基礎形状 提供:合格ロケット https://5569et.com/inputs/07-11-jiban/)

次に「地下水位」
「地下水位」が高いと、浮力による浮き上がりを考慮しなければならないことがあります。
施工サイドから見ると「地下水位」によって、「山留工事」の工法に影響が出ます。
地下工事の時に水があるのとないのとでは、作業効率に雲泥の差が出ますので。

もう一つは「地質」
「礫(れき)質」>「砂質」>「シルト」>「粘土質」(粒度の大きさ順)などですね。
地質の違いによって、土留め工法をどうするか検討する必要があります。


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(↑土質サンプル)

概要はこのくらいにして、試験対策に入ります。

【A】現場試験・室内試験

「現場試験」というのは、文字通り現地で実施する試験のことです。
これに対して「室内試験」とは、現場で採取したサンプルを試験室に持ち込んで実施します。

【B】試験の名称・概要

(1) 標準貫入試験
 ・サンプラーってやつをハンマーでぶち込んでN値を測定します。
 ・サンプラーは筒状になっているので、引き上げて中に入った土のサンプル(試料)を採取できます。(「試料」って書きます。「資料」ではありません)
 ・「試料」は、乱される(ぶち込みますから)

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(↑サンプラー(例) 出典:中国地質調査業協会)

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(標準貫入試験 提供:合格ロケット https://5569et.com/inputs/07-11-jiban/)

(2) ボーリング試験
 ・ボーリング(boring=くりぬくこと)をして「試料」を採取します。
 ・「試料」は、乱されない(周りをぐりぐりくりぬきますから)

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(ロータリー式ボーリング 提供:合格ロケット https://5569et.com/inputs/07-11-jiban/) 

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一級建築士 一級建築施工管理技士 宅地建物取引士 不惑を迎えて勉強に目覚めた遅咲きです ゼネコンの建築現場監督(関西→海外)を20年経験 転職してデベロッパーの品質管理 資格取得(主に一級建築士・施工科目、製図試験)を目指す方たちのサポートをしてます