セミリタイアっぽい生活を2年やってみた感想
初めまして、フリーランスでWeb系の仕事をやっている小太りです。
ぼくはここ2年ぐらいセミリタイアっぽい生活を送っていました。
資産運用は一切せずに、生活費を下げて時給をぶち上げることで、労働時間を圧縮しました。
仕事に取れらる時間・手間は最小限で、基本的に1日の予定はスッカスカです。ついでに1ヶ月の予定もスッカスカ。
「好きな時間に起きて、1〜2時間仕事して、あとはダラダラする」といった生活だったので、ほぼセミリタイアといって問題ないでしょう。
最近「セミリタイア生活!」とか「FIREしてのんびり暮らす」みたいな意見をよく目にするので、実際どんな感じだったか正直に紹介します。
とにかく暇
仕事時間を短くすると、マジで暇になります。
ぼくの場合は近所のジムに通ったり、趣味のゲームしたり、たまに友達と遊ぶぐらい。
あまりにも退屈すぎるので、長編のマンガを読破したり、名作といわれる映画を見たりしていました。
コンテンツを消費するのも飽きてきて、まったくの素人なのに絵を描いたり
ラップを作ったり
正直ピンとはこなくて、自由な生活は退屈でした。
やりたいことがある人には最適
ぼくは自由な時間を持て余しましたが、やりたいこと・趣味がある人はいいと思います。
時間を忘れて没頭したい趣味がある、起きている間ずっとゲームしたい、とかいう人はセミリタイア生活が楽しいはず。
ぼくはやりたいことが特になくて、ただただ退屈になりました。
気がついたらずっとYouTubeを見たり、ひたすらオンラインゲームをやったり、充実というよりは「時間を潰している」という感覚でしたね。
孤独耐性と人付き合い
仕事が極限まで少なくなると、仕事での人間関係も縮小されます。
ぼくはクライアントと月に数回メッセージするぐらいで、あとは全部ひとりで仕事していました。
プライベートでも同居している彼女としかコミュニケーションを取らず、けっこう孤独でした。
交友関係の広さにもよるけど「できるだけ人と交流したい!社交的な生活を送りたい」って人だと、仕事の人間関係がなくなるのは微妙かもしれません。
仕事ってお金を稼ぐことがメインだとは思うけど、自分が属するコミュニティのひとつであったり、そこで交流ができたり社会的なメリットも多いと思います。
反対に孤独耐性があったり、人付き合いをしたくない人は、セミリタイアで隠居生活を送るのが最適です。
自分に関係する人間関係を極限まで少なくできるので、本当に仙人みたいな生活を実現できます。
ぼくは人と交流したいタイプだったので、セミリタイアの孤独がかなり辛かった・・・
彼女と同棲していなければ、早々に就職していたと思います。笑
生産的活動・壮大な問いを始める
セミリタイア生活はとにかく時間ができますが、他人の作ったコンテンツを消費するのにも飽きてきます。
ぼくは「なにか作りたい!」という気持ちになり、生産活動を始めました。
インターネットラジオをやってみたり
YouTubeで趣味のクラフトビールを発信したり
自粛生活が長くなると凝った料理を作りたくなるのと同じ原理で、ぼくの場合は時間のかかる「コンテンツ制作」という趣味を始めました。
あと時間があるから「人生とは?」みたいな壮大な問いが気になってきます。
「こんな退屈な生活がずっと続くなんて軽く絶望するわ」と偉そうに考えてしまったり。
そんなときに、この本を読んで救われました。
生活に余裕があるので「できるだけ時間を長く潰せそうな趣味・思考」を無意識に探していたのかもしれません。
ストレスは極限まで排除できる
セミリタイア生活では、普段感じるストレスを極限まで排除できます。
ぼくは「早起き・苦手な人と付き合う・苦手な仕事をする」とストレスを感じますが、全部なくしました。
早起きはせずに、自分の好きな人とだけ付き合って、得意な仕事をやる。
ストレス性でお腹が痛くなる持病がありましたが、セミリタイア生活になってからは、ほぼ発症してません。
日々の生活からストレスがなくなるのはいいことですが、デメリットもあります。
ちょっとしたストレスでもメンタルへのダメージが大きくなってしまいます。
ストレスのない生活を送ると、耐性・防御力もどんどん下がっていき、ちょっとした負荷がかかるだけで深刻なダメージに繋がります。
バリバリ働いていた頃には耐えられていた理不尽なことでも、今だと「無理だ・・・」とすぐ音を上げるようになりました。
セミリタイア生活に飽きて働き始めた
まあメリット・デメリットと書いてきましたが、ぼくはセミリタイア生活に飽きました。
最初の方は自由が楽しかったけど、そのうち圧倒的な時間を持て余すようになり、気づいたら求人を探していました。
「ここ2年ぐらいはゆっくり生活したから、また社会復帰して働くか!」という心境です。
1ヶ月ぐらい前から、ガッツリ働くようになりました。
ガッツリ働いて負荷がかかることもありますが、セミリタイア生活がぬるま湯だったので「このぐらいの負荷はいいのかもしれない」と認知をバグらせつつ生活を送っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!! 記事が面白かったら、ぜひSNSでシェアいただければ!(それはもう嬉しくて、飛び跳ねます)