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セミリタイアっぽい生活を2年やってみた感想

初めまして、フリーランスでWeb系の仕事をやっている小太りです。

ぼくはここ2年ぐらいセミリタイアっぽい生活を送っていました。

・月の労働時間は40時間(週5換算だと1日2時間)
・質素な生活ができる程度の収入レベル

資産運用は一切せずに、生活費を下げて時給をぶち上げることで、労働時間を圧縮しました。

仕事に取れらる時間・手間は最小限で、基本的に1日の予定はスッカスカです。ついでに1ヶ月の予定もスッカスカ。

「好きな時間に起きて、1〜2時間仕事して、あとはダラダラする」といった生活だったので、ほぼセミリタイアといって問題ないでしょう。

最近「セミリタイア生活!」とか「FIREしてのんびり暮らす」みたいな意見をよく目にするので、実際どんな感じだったか正直に紹介します。


とにかく暇

仕事時間を短くすると、マジで暇になります。

ぼくの場合は近所のジムに通ったり、趣味のゲームしたり、たまに友達と遊ぶぐらい。

あまりにも退屈すぎるので、長編のマンガを読破したり、名作といわれる映画を見たりしていました。

コンテンツを消費するのも飽きてきて、まったくの素人なのに絵を描いたり

ラップを作ったり

正直ピンとはこなくて、自由な生活は退屈でした。

やりたいことがある人には最適

ぼくは自由な時間を持て余しましたが、やりたいこと・趣味がある人はいいと思います。

時間を忘れて没頭したい趣味がある、起きている間ずっとゲームしたい、とかいう人はセミリタイア生活が楽しいはず。

ぼくはやりたいことが特になくて、ただただ退屈になりました。

気がついたらずっとYouTubeを見たり、ひたすらオンラインゲームをやったり、充実というよりは「時間を潰している」という感覚でしたね。

孤独耐性と人付き合い

仕事が極限まで少なくなると、仕事での人間関係も縮小されます。

ぼくはクライアントと月に数回メッセージするぐらいで、あとは全部ひとりで仕事していました。

プライベートでも同居している彼女としかコミュニケーションを取らず、けっこう孤独でした。

交友関係の広さにもよるけど「できるだけ人と交流したい!社交的な生活を送りたい」って人だと、仕事の人間関係がなくなるのは微妙かもしれません。

仕事ってお金を稼ぐことがメインだとは思うけど、自分が属するコミュニティのひとつであったり、そこで交流ができたり社会的なメリットも多いと思います。

反対に孤独耐性があったり、人付き合いをしたくない人は、セミリタイアで隠居生活を送るのが最適です。

自分に関係する人間関係を極限まで少なくできるので、本当に仙人みたいな生活を実現できます。

ぼくは人と交流したいタイプだったので、セミリタイアの孤独がかなり辛かった・・・

彼女と同棲していなければ、早々に就職していたと思います。笑

生産的活動・壮大な問いを始める

セミリタイア生活はとにかく時間ができますが、他人の作ったコンテンツを消費するのにも飽きてきます。

ぼくは「なにか作りたい!」という気持ちになり、生産活動を始めました。

インターネットラジオをやってみたり

YouTubeで趣味のクラフトビールを発信したり

自粛生活が長くなると凝った料理を作りたくなるのと同じ原理で、ぼくの場合は時間のかかる「コンテンツ制作」という趣味を始めました。

あと時間があるから「人生とは?」みたいな壮大な問いが気になってきます。

「こんな退屈な生活がずっと続くなんて軽く絶望するわ」と偉そうに考えてしまったり。

そんなときに、この本を読んで救われました。

生活に余裕があるので「できるだけ時間を長く潰せそうな趣味・思考」を無意識に探していたのかもしれません。

ストレスは極限まで排除できる

セミリタイア生活では、普段感じるストレスを極限まで排除できます。

ぼくは「早起き・苦手な人と付き合う・苦手な仕事をする」とストレスを感じますが、全部なくしました。

早起きはせずに、自分の好きな人とだけ付き合って、得意な仕事をやる。

ストレス性でお腹が痛くなる持病がありましたが、セミリタイア生活になってからは、ほぼ発症してません。

日々の生活からストレスがなくなるのはいいことですが、デメリットもあります。

ちょっとしたストレスでもメンタルへのダメージが大きくなってしまいます。

ストレスのない生活を送ると、耐性・防御力もどんどん下がっていき、ちょっとした負荷がかかるだけで深刻なダメージに繋がります。

バリバリ働いていた頃には耐えられていた理不尽なことでも、今だと「無理だ・・・」とすぐ音を上げるようになりました。

セミリタイア生活に飽きて働き始めた

まあメリット・デメリットと書いてきましたが、ぼくはセミリタイア生活に飽きました。

最初の方は自由が楽しかったけど、そのうち圧倒的な時間を持て余すようになり、気づいたら求人を探していました。

「ここ2年ぐらいはゆっくり生活したから、また社会復帰して働くか!」という心境です。

1ヶ月ぐらい前から、ガッツリ働くようになりました。

ガッツリ働いて負荷がかかることもありますが、セミリタイア生活がぬるま湯だったので「このぐらいの負荷はいいのかもしれない」と認知をバグらせつつ生活を送っています。


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