7回の引っ越しを乗り越えたスタメンを紹介する
ぼくは引っ越しが趣味なので、社会人になって初めて実家を出てから、合計7回引っ越しています。
引っ越しというのは最大の断捨離チャンスで、それはもういろんな持ち物を捨ててきました。
「なるべく身軽でいたい」という思いがあり、バンバンものを捨ててきました。
だけど、ずっとレギュラーメンバーにいて、1回も手放したことないアイテムが4つだけあります。
そんなアイテムたちを紹介します。
無印良品のシェードライト
無印で購入した小さめのシェードライトです。
決して存在感があるわけでもなく、尖ったデザインでもありません。
「ちっさい間接照明」を頭の中でイメージして、そのまま出力したような形です。
変な個性がないからこそ、どんな部屋にもフィットして、レギュラーメンバーになりました。
ベットに入って読書する時間、お風呂からあがってソファでダラダラする時間、そんな夜の時間を心地よく照らしてくれます。
今は廃盤になっているらしく、探したらメルカリで買えるみたいです。
Sonyの丸い防水スピーカー
SonyのSRS-X1というスピーカー。
コロンッとした丸っこいデザイン、どこに置いても邪魔にならないサイズで、手放すことなくずっと使っています。
お風呂でラジオを聴いたり、ドライブ中に音楽を流したり、パソコンに接続して外付けスピーカーとして使ったり。
このスピーカーは2014年に購入したもので、その当時はBluetoothスピーカーは今ほど選択肢がなかった気がします。
今スピーカーを買うとしたら、Ankerの安価なものでいいと思うんですが、ちょっとデザインがメカメカしい気もする。
Sonyのスピーカーはガジェットっぽくない球体で、手に取ったときにスポッと収まるボールのようなデザインです。
音質のことは一切わかりませんが、ぼくはとても気に入っています。笑
今後もこのスピーカーと一緒に、ラジオ・音楽を聴いていくつもり。
イッタラの器
イッタラは、フィンランドの食器ブランドです。
この器は「カステヘルミ ボウル」という商品名で、金額は3,000円ぐらいだったはず。
大学生のときに、自分の中で謎のインテリアブームがあり、北欧系のインテリア雑誌をよく買っていました。
学生に北欧インテリアを買うお金の余裕はなく、がんばって買ったのが3,000円の小さい器。
料理は一切しないけど「北欧のなにかしらが欲しい」という憧れだけで購入しました。
もちろん料理用には使わず、玄関に置いて小銭・カギ・アクセサリーを入れています。
色は透き通ったブルーで、真夏のプールみたいに光が反射します。
カギ・アクセサリーを入れると、ガラスと衝突して「カランッ」という音を出すんですが、それもなんか好きなんですよね。
マキタのコードレス掃除機
マキタが出している普通のコードレス掃除機です。特筆すべきことはありません。笑
掃除ってあまりにも日常の行為すぎて忘れそうになるんですが、ずっとこの掃除機を使っています。
ダイソンのような海外っぽい色づかいや、メカメカしい要素はまったく入ってません。
このアイテムも無印の間接照明のように「頭の中に掃除機をイメージして、そのまま出力した」ようなデザインだと思います。
2014年に購入して、その日からスッと生活に馴染んでいます。
特に注目することもないけど「そういえば、ずっとこの掃除機使ってるな」って驚くようなアイテム。
家電はサイクルが早く流行り廃りがありますが、この掃除機みたいにシンプルで必要な要素以外を排除したものだったら、ずっと使えるのかもしれません。
主張のないデザインが好きなのかもしれない
無印のデザイナーもやっている深澤さんの本を読んで
自分にとって「ふつうのアイテムってなんだろう?」と考えて、この4つが出てきました。
ぼくにとっての「ふつうのアイテム」は、主張のないデザインで、過不足なく機能が発揮されるもの。
派手なデザイン・キャラクター性の強いものを買ったこともあるけど、結局捨ててしまうんですよね。
ぼくは子供の頃からシール・ステッカーを貼っても、時間が経てばその見た目が嫌になって、剥がしてしまう性格でした。
そして、その性格は使うものだけでなく、接する人・日々の生活みたいないろんなものに影響していると思います。
自分で扱い切れないような個性よりも、生活へスッと組み込めるものがいいんだろうな。
振り返れば「初めてひとり暮らししたとき」に買ったものしかない
今回紹介した4つのアイテムは、全部「初めてひとり暮らししたときに揃えたもの」です。
そのときは今みたいにSNSとかネットで情報を集めて買い物する頻度が少なかったですね。
雑誌・本を読んで気になったものをメモして、実際にお店まで足を運んでピンときたら買ってみる!
あと家族・友達に「これいいよ!」って言われたら、余計なことは考えずにすぐ買ってました。
今は変にネットでリサーチできちゃうから「一番コスパがいいのは?」「失敗しない買い物は?」って余計なことを考えちゃうんですよね。
インターネットを駆使することで恩恵もあるけど、ネットの「正解」を真似しすぎることでセンスが錆びついたのかもしれません。
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