4年間「嫌なこと」から逃げ続けたら、生活が快適になった
ぼくは新卒で入った会社を2年で辞めて、「嫌なこと・やりたくないこと」から逃げてきた。
一般的に「選り好みせずに全力でトライする」とか「壁を努力で乗り越える」という価値観もあるけど、全人類ができるわけじゃない。
ピンチを気合で乗り切るとかストーリーとしてインパクトがあるだけで、勝算のある領域で戦った方で成功する確率は高いと思う。
人生はざっくり分けると、この3つの要素で構成されていると思う。
それぞれについて考えてみる。
人間関係について
人間は相性が存在するので、無理に全員と付き合わなくてもいいと思う。
「人を選ばす、全人類と仲良くすべき」という道徳的な価値観もあるけど、世界を見ても争いは絶えないし、TwitterやYouTubeのコメント欄でさえ罵り合ってる人がいる。理想として掲げるのはいいけど実行は難しい。
「苦手な人と付き合って、反面教師で学ぶ」というマゾ学習法を取る人もいるけど、苦手な人と付き合うストレスで自分が壊れる危険性がある。
個人的には嫌な人と付き合っても、憎しみが蓄積されて愚痴が増えるだけで、「この人尊敬できる・好きだな」と思う人と付き合う方が学びがあっていい。
嫌いな人から「なにか学ぼう!」という精神状態になることがほぼならないんだよね。
基本的には「付き合いたい人とだけ付き合う」というシステムを導入している。
人生の主体は自分なので、まずは自分が心地いいと思う人間関係を構築するのが最優先事項だ。
仕事について
仕事に関しても、苦手はことは極力避けるべきだと思う。
この世の中には「決まった時間に決まった場所に行くことがストレス」という人もいる。
会社員で毎日出社している人からしたら「はあ?甘えてんの?」と思うかもしれないが、マジだ。
なにが得意で・なにが苦手かは人によって全然違うので、得意な領域を選んだ方がいい。
例えばぼくは接客のアルバイトをしていたが、全然仕事ができなかった。オーダーミスは連発するし、複数の注文が一気に入るだけでパニック。
アルバイト先の人からは「お前は仕事ができない、返事だけやな」と目の前で言われた(今思うとひどいなw)
ただ現状はフリーのライターとして生計を立てていて、今やっているのはすべて継続案件だ。
フリーの場合は「この人仕事できないな」と思ったら1発で契約打ち切りになるから、継続案件が複数あることはある種の評価だと思っている。
ぼくは接客仕事で必要な「複数の仕事を同時並行でアドリブ的にこなしていく」という能力が欠如していた。
その代わり「時間をかけて自分のペースでゴールまで進めていく」ことはそこまで苦手ではなかった。
世の中には仕事が無限にあるので、ドラクエのようにジョブチェンジしまくって、自分の特性にあった仕事を選んだ方がいいと思っている。
あと「好きなことを仕事に!」「やりたいことでお金を稼ぐ!」という甘い言葉に惑わされないことも大切だ。
例えばゲームが好きな人が全員プロゲーマーとして生活できるかといえば、そうではない。
ぼくは「ストレスなくできて、仕事に直結しやすい領域」を探っていく方が健全だと思う。
また仕事の場合は「職場環境・人間関係」も絡み合ってくるので、正常な判断が難しくなってくる。
スパッという答えは出せないけど、自分の中で「この仕事・職場・人間関係はどうなのか?」を繰り返し思考して、最適解に近づけていくしかないと思う。
生活について
どんな場所に住んで、なにをして過ごして、誰と暮らしてくか。
ぼくの場合は、こんな感じ。
生活は人生の基盤あり、死ぬまで繰り返される行動だ。
「今日どんな生活を送りたいか?」を考えて積み重ねることが、「どんな人生を送りたいか?」に繋がっていく。
生活に必要な要素は人によって全然違う。
都会が好きな人もいれば、田舎の海沿いに住みたい人もいる。
「どんな生活がいいのかな?」って絶えず考えて生活をアップデートしていくことで、人生がどんどん充実したり、楽しくなったりする。
上記であげた項目は、ぼくが4年間で「こんな生活送れたらいいな」って考えて、実際に試して残ったものだ。ちなみに死ぬまでアップデートしていく予定。
世の中を見れば「こんな生活がいいよね!」という企業のプロモーションや世間の声(そんなものは実際に存在しないけど)を感じる。
現代の「成功物語」をそのまま実行するのもいいけど、それって他人の考えたストーリー(それかプロモーション)だから、鵜呑みにしない方がいいと思う。
自分の人生って自分で切り開いた方が楽しい。
自分の生活や人生って一番コントロール権があって、すぐに自分にフィードバックがあるから、実験みたいでやりがいもある。
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ぼくは「田舎のエリートコース」をちょっとだけ歩んでいたけど、そこからドロップアウトして、自分の生活を模索するようになった。
SNSを見ればキラキラした日常がバンバン流れきて、TVをつければビジュアルの優れた人たちが意識の高い生活を送っている。
企業は自社商品を売るために常識・ブランド・価値観を作って、永遠に売上を増やそうと画策する。
この世の中で「自分なりの生活」を実現していくハードルは高いと思うけど、自分の人生ぐらい自分で決めた方がいいと思う。
だれのものでもないから、他人の決めた意味不明な軸に従わず、絶えず仮説検証を繰り返して、楽しい毎日を送りたい。
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