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「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより」@岡山県立美術館

6月29日観賞

夜間開館のある日だったので夕方ごろに行ったが、この館では初めて見るくらい人がたくさんいた。聞いた話によれば昼ごろは更にすごかったとか。フロアレクチャーを諦めて、空いているところから観る。

第一室と冨嶽三十六景が特に混雑していたが、第一室はフロアレクチャーが通り過ぎた頃にゆっくり観ることができた。数少ない肉筆画は第一室にあるので、ここはできれば観ておきたい。

展示物の多くは版画であり、各種展示で目にすることはあるが、今回の展示では状態がいいものが揃っていたように思う(あまり明るくない分野なので主観)。

興味深かった展示は、広重の遺品。
特に、脇差はクジラの骨でできているという。竹光代わりとのことだが、初めて目にするものだった。

鯨骨の脇差(広重の遺品)

混雑に関しては、展示物が小型で数が多いこと、写真撮影が可能であったことは多少関係しているのかもしれないが、それらがなかったとしても単純に来館者が多い。年齢なども多様だった。浮世絵は広く人気があるジャンルなのだなと思った。
ゆっくり観たい場合は平日に行くべきかもしれない。


公式サイト


今回は地下展示室が次回の鈴木敏夫展の準備中であったため、常設展がなかったのは少し残念だった。

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