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ビットコインは3万ドル割れから4万ドルまでの急反発!! アマゾンでの暗号資産決済報道否定も高値を維持!

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前週からの動向

ビットコインは先週の安値圏から反発し、直近レンジの高値圏である4万ドルを回復している。アルトコインもこの反発に伴っているが、BTCのドミナンスが上昇していることから推測できるように、リスクが高い通貨からBTCへの流れが今後も続くか注目したいポイントであり、BTC中心からアルトコインへ伝播してくるか、レンジの上限だった6/16の高値を超えてくるかがトレンドとしての力強さを確認するポイントになりそうだ。

一方で短期的なトレンドを判定するには、50時間移動平均を意識しているトレーダーが多いのではないだろうか。
また、「ビットコイン日本語情報サイト」によると国内でのBTC出来高が今週は増加傾向にあるため、当社に限らず久しぶりに売買されたお客様が多いのではないだろうか。一部の上手いお客様はリスクコントロールをしつつレンジの下限では買って、レンジの高値圏に近付いた昨日には買っていたBTCを決済する流れをしており、レンジでの売買をしっかりしている印象だった。

強い地合になった背景

マイニングによる大量の電力消費・環境問題を背景に、ビットコイン決済を停止した米テスラ社CEOのイーロン・マスク氏が先週のカンファレンスで、「マイニングに使用される電力の50%以上が再生可能エネルギーになったら、ビットコイン決済を再開する可能性がある」と述べた。同氏は、米国労働人口の約過半数にあたるミレニアル世代やZ世代に絶大な人気・支持があることから、再び暗号資産に資金が流入してくる環境になってきた模様。

加えて、すでにマイニングに使われる電力の50%超がクリーンエネルギーであるとのレポートが以前発表されていることから、早期に市場にポジティブなニュースが来るのではないかとの期待も後押しとなった。

そのほか、注目したい点としては、米アマゾン社が年内にビットコイン決済開始を検討と一部で報道があったことで相場を後押ししたが、残念ながらアマゾン社が報道を否定したことで、短期的には失望売りなどで急落する場面があった。しかし、暗号資産(仮想通貨)決済については全否定していないことや、暗号資産決済をするべく人材を集めているとの報道もあったことで、今後の参入期待感が完全に剥落したわけではない。

一方、金融マーケット全体では、中国株の大幅下落時につられて下落した時間帯が発生したように、既存金融へのショックが発生しうる新型コロナウイルス再拡大やテーパリングの動向によるリスク回避ムードが残っていることと、米暗号資産交換所バイナンスへの風向きの強さが無くなっていないことなど、暗号資産特有のリスク事項がなくなったわけではない。
しかし、バイナンス側はKYCなど5つの規制強化を実施すると発表するなど、ショックを和らげるための行動もしていることを付け加えたい。これまでは一日の出庫制限が2BTC相当だったものが、0.06BTC相当まで下がることなど利便性低下は発生しそうだが、ライセンス取得や本人確認手続きの強化は今までマネーロンダリングの温床とまで揶揄されたことを考えると、同業界人として個人的には歓迎したいところ。

なお、「ビットコイン日本語情報サイト」によると、当社取引所のBTC出来高が国内業者内で下位グループを脱し、中グループに位置することが出来ました。日頃より当社をご利用いただいているお客様には、心よりの感謝を申し上げます。
引き続き改善を続けるべく、ご意見・ご要望は随時受け付けておりますので、お気軽にご用命ください。

筆者:前田慶次
参照:Bitcoin日本語情報サイト

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