見出し画像

暗号資産は乱高下!米国・中国での規制強化への不安が噴出。19日、24日の安値で二番底を形成との見方も。

画像1

画像2

画像3

前週からの動向

暗号資産(仮想通貨)は乱高下が続く。BTC価格は日本時間19日夜に320万円まで迫る大幅続落となった。急落後は勢いのある反発を見せたものの、上昇も下落前水準が天井となり、週明けまで再び弱い相場が続いた。24日未明に350万円割れまで下落してからはじり高となっているが、現在440万円ほどで戻り高値は頭打ちとなっており、依然上値が重たい印象が拭えない。

テクニカル的には、200日移動平均線を大きく下回ったことに加え、今週で50日移動平均線と100日移動平均線がデッドクロスとなった。今回の下落により、現在価格が長い移動平均線に収束した形となったので、短期的にはこの価格帯からの反発は限定的となる可能性がある。しかし、19日、24日の安値で二番底となっており、4月中旬からの下落は年初からの上昇トレンドに対する調整であり、ここから新たな相場に突入するとの見方も市場では増えてきたようだ。

先週以前のビットコインの下落相場では、その他アルトコインはBTC価格に対して下げ幅は限定的となっていたが、今回の下落時には多くの通貨が暴落となった。時価総額の大きいイーサリアム、リップルは直近安値が高値の半値以下、ビットコインキャッシュ、ライトコインにいたっては直近安値が高値の三分の一以下まで下落する場面もあった。

背景

米テスラ社のCEOイーロン・マスク氏の「テスラでのビットコイン決済の中止」というツイートに端を発して急落となった暗号資産市場だったが、19日、中国当局が同国の金融機関に対し暗号資産に関するサービスを規制する方針を改めて示したとの報道が大幅続落を招いた。中国は暗号資産取引の規制強化や、マイニングへの締め付け体制を強化しており、今回の報道により暗号資産市場におけるチャイナリスクが露見した形となった。

また米財務省によって暗号資産を10,000ドル以上送金する場合に報告義務を課すという規制強化案が出されたことも上値を押さえつけるネガティブニュースとなり、世界各国での暗号資産への締め付けが目立ち相場の弱さにつながったと考えられる。

伝統的金融資産に比較しボラティリティの激しさがこれまで以上に顕著になっている上に、米国時間や週末に値段が大きく動くことも少なくないので、指値逆指値などを利用し、自己のポジション管理には十分注意していただきたい。

筆者:齊藤成芳
参照:Bitcoin日本語情報サイト 

画像4

■本資料は、一般的な情報提供を目的に作成されたものであり、特定の暗号資産(仮想通貨)の売買、投資、保有などを勧誘又は推奨するものではありません。
■本資料に掲載されている市況⾒通し等は、本資料作成時点での担当者の⾒解であり、将来予告なしに変更される場合があります。また、将来の見通しを保証するものでもありません。
■本資料は、担当者が信頼できると判断した情報を基に作成しておりますが、その正確性・完全性を当社が保証するものではありません。
■当社では、本資料に記載された銘柄に対し取引を行う又は今後取引を行う可能性があります。したがって、本資料を閲覧されるお客様は、本資料の客観性に影響を与える利益相反関係が当社に発生する可能性があることを予めご了承ください。 本資料はあくまでも投資判断の参考のための一つの要素としてご参照ください。
■暗号資産取引を行う場合には、契約締結前交付書面等の各種交付書面や当社ホームページ等をご確認の上、取引内容をよくご理解いただき、ご自身の判断で取引を行ってください。
■この資料に掲載された全ての内容(情報、商標、デザイン等)の著作権等知的財産権は、株式会社ディーカレットまたは権利者に帰属するものです。したがって、これらを無断で転載、使用、複製、配布、改変等を行うことはできません。
■当資料に暗号資産(仮想通貨)のグラフ・数値等が記載される場合、それらはあくまでも過去の実績またはシミュレーションであり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また、税金・手数料を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。
株式会社ディーカレット
東京都千代田区富士見二丁目10番2号
暗号資産交換業者 関東財務局長 第00016号
所属する認定資金決済事業者協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会