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ビットコインは最高値更新!次は70,000ドル!? XRPは最高値更新ならず

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前週からの動向

ビットコイン(BTC)は射程圏だった最高値を約3週間ぶりにしっかりと更新し、70,000ドルが次なる目標になってきている。15日に予定されている、ビットコインの4年ぶりの大型アップデート(Taproot)での利用者拡大を睨んだ思惑買いもまだ出てくると思われ、下がったところでは少しでも買いたい投資家が多い環境は変わっていない。しかしながらテクニカル的にも調整への警戒も高まりだしてきており、実際、コインベースの第3四半期利益が市場予想を下回ったことなどを受け、一旦利食するクジラが出てくるのではないだろうか。海外市場上での売指値が徐々に増えてきている印象であるため、タイミング的に嫌なニュースが出ないことを願うばかりだ。ダブルトップを思わせるチャートパターンになりつつあるので要注意。

一方、アルトコインの動きとしては、イーサリアム(ETH)はBTCに連動し再び最高値更新。一部アルトコインにも資金流入が見られた。
XRPは恒例の「Ripple Swell」期待により直近レンジの上限を超え上昇したが、最高値を更新目前に失速中。正直に言うと、ここで最高値を更新しなかったのは非常に痛手。裁判結果待ちなどもあるので、注目度が下がってきている事が感じられるチャートパターン。

市場動向

一方、他金融市場を見ると、過去ウィークリーレポートで取り上げた通り、エネルギー価格の高騰によるサプライチェーン問題の深刻化が再燃中。先週号でも取り上げたOPECプラスが米国の要請を無視し緩やかな増産としたことや、将来的な航空産業などの回復による需要増加期待により、エネルギー価格は高いままで推移している。バイデン政権の外交手腕に注目が集まるところでもあり、シェールオイルにも期待が高まっているが、リグ数を見てもイマイチ昨年までの破綻が相次いだ状況を回復するような流れは見て取れない。エネルギー価格高騰とインフレ上昇で今年は寒い冬になるか、この部分は非常に注目して相場に臨んでもらいたい。
暗号資産(仮想通貨)だから関係ない!と思っている投資家がいたらそれは間違い!年末商戦の米国の流れなども受けるような、イチ金融商品とビットコイン価格は絡み合って動く関係になっていることをお忘れなく。しかしながら国内だと未だにビットコイン価格速報もなく、海外の投資家と同様の感覚が得られないのがモドカシイ。

直近で当社の手数料無料キャンペーンもあり取引所、販売所の取引高が上昇してきていることに関しては感謝しかありません。まだまだ過熱感というほどではない相場が続きますが、こういう先が分からない時はドルコスト平均法を忘れずに利用してみましょう。

筆者:前田慶次
参照:Bitcoin日本語情報サイト

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筆者プロフィール

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株式会社ディーカレット 暗号資産事業グループ
トレーディングチームヘッド、マーケティングディレクター
SBIの為替ディーラー出身でプライシング分析から顧客取引などのビックデータ分析屋さんも兼ねていたので、取引はAIで取引シグナルを出しているものの裁量が好きなトレーダー。暗号資産交換業に転職してからは、AMLに加えブロックチェーン特有の分析まで顧客売買と市場動向両方に精通し、デジタルマーケティング分野も担当。日進月歩な業界なので日々全集中!! 好きな取引格言はミスターFXこと坂本軍治先生に言われた「Don’t Believe Your Position!!! 自分のポジションに恋するとロスカットが遅くなるから自分の相場観は信じるな!」です。
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