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波が合うということ

感動した時に心が震えるって言う。ドキドキと鼓動が早くなる様子はまさにその現象を言い得てるのだけど、自分が心地よいと思う音の波に出会った時もきっとその波長で心がぶるぶると震えるのだと思う。

良い声と心地良い声は違う。良い曲と心が震える曲も違う。たくさんの人が良いという曲も心が震えるとは限らないしその逆もまたしかり。学生時代から気づけばラジオ派だった私はたくさんの番組を聴いて来た。そんな中で偶然見つけた番組があった。平日(だったと思う)の夜中でもない中途半端な時間に女性ミュージシャンがポツポツと喋る番組。効果音もスタッフのわざとらしい笑い声もなく、番組にきたハガキと番組当てに来た留守番電話(時代ですね!笑)を紹介して、番組最後には彼女の歌う曲が流れるみたいな流れだったかと思う。彼女の話し方とリスナーへの向き合い方の素直さ、そして何よりもその声のトーンに心が「震えた」。そんな声の彼女の歌う曲はそれまで歌謡曲しか聴いたことのなかった私には衝撃以外の何者でもなくすっかりハマってしまった。

その後、彼女はTVでも露出が多くなって行った。語感が面白いけど一体なんのこっちゃ?と思ってた「コケティッシュ」という言葉がぴったりくるような彼女をTVで観るのは嬉しいような恥ずかしいような変な気持ちだったっけ。

あれから何十年も過ぎて。

AmazonMUSICで彼女の曲を見つけた。当時のものは聴いた瞬間にあの学生時代へと自分の心が戻るのを感じるほどの懐かしさ。でも一番嬉しかったのは今も活動されていて、歌声もピアノの腕前もそしてコケティッシュな風貌も変わっておられなかったこと!!アプリがおすすめしてくれた曲は今の自分を肯定して包んでくれるような曲でちょっと傷をしてカチカチなココロににもよく染みる。

遠藤響子さんの「一人が好き」を今夜も聴きながら寝よう。しんどい日は何かに包まれていたい。

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今日は他に書きたいこともあって途中まで書いたものの、少し転んでしまって(もちろん比喩)下書きに戻した。自分の気持ちをクリアに伝えるのって難しいもんだな。

さてと。

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腕も足も腰もプルプル。休みを挟んだり膝をついて負荷軽めにしたりして何とかノルマだけ(笑)。